イングランド2部のプリマスは、ウェイン・ルーニーを新監督に任命したと発表した。

プリマスは今季の2部リーグで21位とギリギリで残留を果たしたチーム。ルーニーは、2023年10月にバーミンガムの監督に就任するも、15試合で2勝4分9敗と低迷したため、わずか83日で解任された。そのバーミンガムは22位で3部に降格したが、残留したプリマスとの勝点差はわずか1ポイントだった。ルーニーは「プリマスでこの役職に就くことは、キャリアの中で完璧な次のステップだと感じている」とコメント。

『BBC』は、「ルーニーの就任はプリマス(1886年創設)の長い歴史の中で最も有名な日のひとつになった。サッカー界でこれほど注目度の高い人物がクラブに関わったことはいまだかつてなかったのだ。ただ、一か八かの賭けでもある。ルーニーは選手としての血統に疑いの余地はないが、監督としては選手時代のような高みにはまだ到達していない」とも伝えている。

これまでルーニーは、ダービー・カウンティ、DCユナイテッド、バーミンガムを指揮したが、どのクラブでも負け越している。

なんでも、プリマスのフットボールディレクターはルーニーがエヴァートンのアカデミーに在籍していた頃の知り合いだそうで、招聘に至った経緯にはそういったつながりもあったようだ。