報道によれば、マンチェスター・ユナイテッドは今季指揮を執っていたエリック・テン・ハフ監督を留任させることを決めたという。

『Daily Mail』の報告では、マンチェスター・ユナイテッドの新たなオーナーとなったINEOSは、シーズン終了後にチームの状況を確認するレビューを行ったという。

リーグでの成績が低迷したこともあって当然ながら指揮官の交代は検討されており、9名の監督を候補として接触を行っていたとのこと。

それはルーベン・アモリン(スポルティングCP)、ロベルト・マルティネス(ポルトガル代表)、トーマス・フランク(ブレントフォード)、マルコ・シウヴァ(フラム)、ロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン)、キーラン・マッケンナ(イプスウィッチ・タウン)、ギャレス・サウスゲイト(イングランド代表)、マウリシオ・ポチェッティーノ(前チェルシー)、そしてトーマス・トゥヘル(前バイエルン・ミュンヘン)だったそう。

その中の数名とは会談にまで進んでいたそうだが、給料や補強予算があまり多くはなかったために好感触を得られなかったとか。

そしてクラブはFAカップを優勝したこともあって最終的にテン・ハフ監督を留任させるという決断を下したそう。

ただ『Telegraph』によれば、マンチェスター・ユナイテッドの選手たちはこの留任にかなり衝撃を受けているとのこと。

今季末の段階ではすでにテン・ハフ監督の解任は決定的だと考えられており、しかもインターナショナルマッチウィークだったことで状況が全く伝えられていなかったとのことだ。

ただ、情報筋によればそれはネガティブなものばかりではないそうで、「監督の不確実性が解消されたことで安心できた」という選手も多かったという。

なお、マンチェスター・ユナイテッドは今夏多くの選手を入れ替える予定となっている一方、補強費は3500万ポンド(およそ69.6億円)程度に抑えられているとのことで、まずは売却によって資金を調達する必要がある。

報道では「ほぼ全選手が売却の対象となっている」とのことで、各クラブからのオファーを受け付けているそうだ。