大分県は24日、レゾナックドーム大分の可動屋根ワイヤーロープが一部断線するなどの老朽化が進んでいる可能性があるため、半年ほど掛けて調査を行うと発表。

これを受け、同スタジアムをホームとして使用している大分トリニータは、6月29日(土)に開催されるJ2第22節ヴァンフォーレ甲府戦以降の今季ホームゲームにおいて、屋根の開閉ができなくなると発表した。

スタジアム内においては安全上の理由から、傘をさすことができないため、観客席の前方など雨が吹き込む可能性のある座席での観戦についてはレインコートやポンチョ等の雨具を着用しての観戦をお願いするという。

レゾナックドーム大分こと大分スポーツ公園総合競技場は、2002年のワールドカップと2008年の国体に向けて建設され、2001年3月にオープン。上空から見たスタジアムが開口部を含め“目”のように見えることから「ビッグアイ」の愛称でも親しまれている。

スタジアムの売りの一つが可動屋根であるが、今年3月、毎年1度行っている定期点検において、屋根を開閉させる直径7.5cmのワイヤーロープが老朽化していることが判明。20本中複数本で表面の一部に断線が見つかったとのことだ。



レゾナックドーム大分の屋根は、コンピューターで制御しながら地下にあるウインチでアーチトラス沿いにワイヤーロープを巻き取るユニークな開閉機構を採用しており、開閉にかかる時間はそれぞれ20分。費用は28,100円となっている。

みずほPayPayドーム福岡や2021年に固定式へと改修された豊田スタジアムの屋根は、1回の開閉費用がいずれも約100万円と伝えられており、これらに比べると非常に安価な開閉屋根を実現している。



こちらが屋根が閉まった状態。

『大分朝日放送(OAB)』によれば、2023年度も約40回稼働していたとのことだが、スタジアム完成から23年が経ち、一般的に交換期間の目安が15年と言われるワイヤーロープがついに老朽化。

大分県は半年間の調査を経て修理等の方針を決定するとみられ、場合によっては調査終了後もしばらくは屋根が開いたままとなる。