イングランド2部のチャンピオンシップは4日、リーグ最終節が開催。

22位のバーミンガム・シティはノリッジ・シティとホームで対戦し、ペク・スンホのゴールで1-0と勝利したものの、21位のプリマス・アーガイルも勝利したため勝点1差を逆転できず。29年ぶりの3部降格が決まった。

日本人の三好康児が今季加入したバーミンガムは今季序盤、ジョン・ユースタス監督のもとで昨季17位のチームが6位(5勝3分3敗)と躍進。

しかし、成績に満足できないクラブ上層部は昨年10月にユースタス監督を解任すると、イングランド代表のレジェンドであるウェイン・ルーニー監督を招聘。ところが、38歳の若き指揮官のもとでチームは低迷し、結局3ヵ月も経たずにルーニー監督は解任されてしまった。

ルーニー監督の就任期間中、チームは15試合で勝点10(2勝4分9敗)しか上積みできず。その後、1月8日に就任したトニー・モウブレイ監督は病気による一時療養もありながら20試合で勝点22(6勝4分10敗)を記録している。

ユースタス監督とモウブレイ監督の在任期間中は、31試合で計40ポイントの勝点を獲得。これは残留において一つの目安となる「1試合1ポイント」を大きく上回る。

結果的に勝点1差で降格してしまったことを考えると(※得失点差でもプリマスが上回っており実際逆転には勝点2が必要だった)、ルーニー監督の就任はクラブにとって致命的な判断ミスだったと言えるだろう。

そんなバーミンガムにおいて、27歳の三好は43試合に出場し、チーム4位の6ゴールを記録。この夏の去就が注目される一人になりそうだ。

なお、日本代表DF中山雄太が所属するハダースフィールド・タウンもバーミンガムの一つ下の23位で3部降格が決まっている。