春の大型連休「ゴールデンウィーク」も残りわずかとなった。

この“黄金週間”という呼び名は、連休期間中に興行収入が大幅に増加することから、ある映画会社がテレビ・ラジオのゴールデンタイムにヒントを得て名付けたものだとか。

ここでは、そんな黄金週間にぴったりの黄金色ユニフォームをご紹介しよう。今回はタイトルを獲得したシーズンの最強ユニフォームを選出している。

スペイン





スペイン代表 2008 adidas アウェイ ユニフォーム

選手:ダビド・シルバ

ビッグタイトルを獲得した最強の金色ユニフォームといえば、スペイン代表の2008アウェイモデルが真っ先に思い浮かぶ人も多いかもしれない。

オーストリアとスイスの共同開催となった2008年の欧州選手権(EURO2008)。この大会でスペインはドイツとの決勝戦を制して、44年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。

大会のほとんどをホームユニフォームで戦ったが、ロシアとの準決勝は金色のアウェイユニフォームを着用。スペインが3-0で勝利している。

リヨン





リヨン 2007-08 Umbro アウェイ ユニフォーム

選手:カリム・ベンゼマ

リヨンの黄金期を締めくくるシーズンに登場した金色のアウェイユニフォーム。

2001-02シーズンのリーグアン優勝に始まり、このシーズンで7連覇という偉業を達成した。さらにはカップ戦のクープ・ドゥ・フランスも制覇して2冠を成し遂げている。

なお、リヨンはこの2007-08シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかっている。このクラブにしては珍しい金色のユニフォームは、ファンにとって7連覇の記憶が重なる一着だ。

バイエルン





バイエルン・ミュンヘン 2004-06 adidas アウェイ ユニフォーム

選手:ロケ・サンタ・クルス

バイエルンにクラブ史上初めて登場した金色のユニフォーム。2004-05、2005-06の2シーズンはブンデスリーガとDFBポカールの両方とも2連覇を達成し、2年連続で2冠という輝かしい成績を収めた。

黒の差し色との組み合せ合わせがスタイリッシュなデザイン。非常に良い印象の残る色だが、この2004-06モデル以降フィールドプレーヤー用のユニフォームに使われたことは無い。

アーセナル



アーセナル 2001-02 Nike アウェイ ユニフォーム
選手:ロベール・ピレス
4季ぶりにプレミアリーグを制覇した2001-02シーズンのアウェイユニフォーム。この時期はメタリックカラーがちょっとした流行で、アーセナルでも初めて硬質な金色のキットカラーを採用となった。
このシーズンはプレミアリーグの他にFAカップも優勝して2冠を達成。なお、リーグと国内カップの2冠は現時点でこのシーズンが最後となっている。
胸スポンサーロゴは日本企業の「SEGA」で、旧エンブレムを使用した最後のユニフォームとなった。なお、翌シーズンはエンブレムとスポンサーロゴを変えて、サードユニフォームとして継続使用している。

バルセロナ



バルセロナ 2022-23 Nike アウェイ ユニフォーム
選手:フレンキー・デ・ヨング
2015-16シーズンのアウェイユニフォーム以来となるバルセロナの金色ユニ。ただ、2015-16モデルは金よりも黄に近い色味だったため、どちらかと言えば2002-03シーズンのサードユニフォーム以来という印象が強い。
シャツ全体にバルセロナ行政区、とりわけアシャンプラ、モンジュイック、バルセロネータの3地区を強調した地図が描かれている。

このユニフォームは1992年に開催されたバルセロナ・オリンピックに敬意を表したもので、キットカラーは五輪チャンピオンに贈られる金メダルをモチーフとしていた。
そんな金色ユニフォームを着たバルセロナは、4季ぶりにラ・リーガ優勝を成し遂げている。