良好な人間関係作りに役立つ「ダジャレ」を普及する「日本だじゃれ活用協会」の認定ファシリテーター「ダジャレンジャー」に、南山高校 男子部の桑田大輝さん(16歳)が認定されました。 愛知県内では初めて、さらに全国最年少での認定です。 4月18日放送の『CBCラジオ #プラス!』「日本全国にプラス」のコーナーでは、桑田さんに、ダジャレを始めたきっかけや、ダジャレンジャーの活動について話を伺いました。

     

黄砂にやられて降参

桑田さん「すみません、喉が黄砂(こうさ)でやられてもう降参(こうさん)って感じなんですけど」

登場からいきなりダジャレを放ってきた桑田さんに、「えっ?時事ネタでいけるわけね?」と、さすがの永岡歩アナウンサーもたじたじ。

時間帯的に高校から電話に出てくれているという桑田さんに「申し訳ないね」と謝る永岡でしたが、「いや全然、電話に出んわ(でんわ)って感じで」と、ダジャレの応酬を受けます。

永岡「出ました!なのに出てくれて(笑)。いい感じですよ、すごく。大好きです」

お気に入りのダジャレ

永岡「普段はどんなダジャレを使ったりするんですか?」

桑田さん「例えば今日だと、ラジオ放送 レディーオ(れでぃお)ーケー」

永岡「これ、なんかかっこいいですね!」

「ラジオ」を英語読みの「レディオ」にしているところが気に入ったという永岡。

桑田さんのお気に入りのダジャレは、「橋の端(はし)でブリッジ(はし)」。

このダジャレは、橋の端っこでブリッジをしている写真で完成形なのだそう。

3つの言葉がかかった、絵が浮かぶダジャレ。まさに秀逸です。

経験したことのない衝撃

そんな桑田さんがダジャレに目覚めたのは小学校2〜3年生の時。

『かいけつゾロリ』や、Eテレの『0655』で流れていた『だじゃれDE一週間』という歌がきっかけだったといいます。

桑田さん「それを聞いた時に、経験したことのない衝撃を受けたんですよ。『すごい!』みたいな」

人生初の衝撃が「ダジャレ」だったという桑田さん。

小学校でダジャレを披露したところ、同級生が大笑いしてくれたことがうれしくなり、それ以来すっかりダジャレに目覚めたそうです。

低学年の時は言葉をあまり知らなかったものの、学年が上がるにつれて語彙が増えたことでダジャレが作りやすくなり、どんどん楽しくなっていったといいます。

桑田さん「ノートに思いついたダジャレをどんどん書いてました」

これまでに桑田さんが思いついたダジャレは500個以上。かなりの数です。

ダジャレンジャーまでの道のり

そして話はいよいよ、桑田さんが「日本だじゃれ活用協会」から認定された「ダジャレンジャー」について。

「ダジャレンジャー」とは、ダジャレの作り方や使い方を広める人のこと。

認定されるには、協会の講座を受けてダジャレの作り方と使い方を学んだ後に、「ファシリテーター養成講座」を受けて、最後に友人に講座を開く必要があります。

この出来次第で、認定・不認定が決まるそうです。

永岡「すごいプロダジャレプレーヤーだね。プロダジャーだね、これは!」

桑田さんは映えあるダジャレンジャーになるため、いくつもの関門を乗り越えてきたプロダジャーです。

最年少ダジャレンジャーであることを活かし、「若い世代にもっとダジャレを広めたい」と桑田さん。

最近はInstagramにダジャレを投稿しているそうです。

ダジャレと親父ギャグは違う!

ここまでいろいろとダジャレについて教えてもらった永岡ですが、少々気になることがあるようです。

永岡「親父ギャクとダジャレの境界線がわからないんだけど。何か明確な差っていうのはあるんですか?」

桑田さん「実は全く違うんです」

永岡「素晴らしい(拍手)」

桑田さんによると、親父ギャグは「思いついたら周りのことを考えずにどんどんダジャレを言って、周りに笑うことを強制することがある」もの。

しかしこれは立派な「ギャグハラ」です。

桑田さん「多分ダジャレにマイナスイメージを持っている人は、ギャグハラをされたことがある人かなと思っています」

雰囲気を良くするためのもの

逆に、ダジャレは「周りの様子をしっかり見て、良い雰囲気にするために使うもの」とのこと。

実際に元なでしこジャパンの佐々木則夫監督は、チームの雰囲気を和ませたい時にはダジャレを使い、引き締めたい時には言わないというように、周りを見てポジティブに使っていたそうです。

永岡「そういう緩急使い分けっていうのが大事なんだね。ダジャレンジャー桑田くんはこれからもダジャレを愛し、ダジャレを使い続けるわけね?素晴らしい。最後に一発、桑田くんちょうだい!」

最後の無茶ぶりに、桑田さんが返したダジャレは?

夜は寝ナイトいけない

桑田さん「実は今日ちょっと寝不足なんですけど。緊張して、夜は寝ないと(ナイト)いけなかったのに、寝れなかったから…」

一瞬ダジャレがわからなかった永岡でしたが、桑田さんに促されてようやく気付くことができました。

永岡「ナイト!来ました!(拍手)。ごめんね、こっちの理解が追いつかなくて。よかったよ!すごくよかった!ありがとうこれからもその活動頑張ってください!」

16歳、最年少のダジャレンジャー桑田さんのこれからの活動に期待大です。
(minto)