自分のこどもの愚かさを披露する投稿が集まる『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)の名物「バカ息子、バカ娘のコーナー」。 5月8日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を紹介していきました。

     

亀を助けちゃダメ

「我が家の周りの道で亀を見かける季節になりました。亀で思い出すのは、我が家のバカ息子の保育園の頃です」(Aさん)

Aさんが道にいる亀を助けようとしたら「助けたらあかん、助けたらあかん。亀は助けたら竜宮城に連れていかれるよ」と心配して叫んでいたことがあったそうです。

「パパがいなくなると寂しいからか?」と聞いたAさんに、息子の答えは「パパがいなくなると戦いごっこの敵がいなくなるから困る」とのこと。

「腑に落ちない理由でしたが、小さいこどもはいつも何かと戦っているんだろうな」(Aさん)

小高「可愛らしいね」

浦島太郎になってもいい

つボイ「この子の判断はいい判断だと思います」

竜宮城に連れて行かれて、最後にお土産にもらった玉手箱の蓋を開けたらお爺さんに。こどもにとってはハッピーエンドではありません。

つボイもこどもの頃はAさんの息子のように浦島太郎は悲劇だと考えていたそうです。しかし大人になった今は、竜宮城体験ができるだけで幸せと思うようになったとか。

つボイ「乙姫様の接待にタイやヒラメの舞い踊り。これはこれでええやん」

小高「お父さんが竜宮城で乙姫様に鼻の下伸ばしてたら、奥さんという名の鬼が暴れる。あの物語、鬼出てきたっけ?」

つボイ「奥さんという鬼が暴れて桃太郎に成敗される」

話が混ざってしまいました。つボイは「浦島太郎になってもいい」と強く主張しました。

小高「最後、お爺さんになるんだよ?」

つボイ「もうお爺さんやもん。後期高齢者だでええやん」

お爺さんになってから亀を助けるのが一番の解決策のようです。

優先順位のトップは?

「30になる息子は、保育園児の時に、夢中になるとトイレに行くことを忘れてよくおしっこを漏らしておりました」(Bさん)

小高「いるいる、そいう子。優先順位が違う。つボイさんなんか何をおいてもトイレだけど(笑)」

つボイ「大人になると尿意が一番上に来る。これを尿意至上主義といって尿意には逆らえない。尿意は全てを駆逐する」

小高「こどもは、楽しいことと尿意だと楽しいことが上に来る」

つボイ「クーッとギリギリまで遊んでジョロジョロジョロ」

保育園児はまだ尿意至上主義が刷り込まれていない年代です。

アホパンツとは?

Bさんのおたよりにはまだ続きがありました。

「保母さんが替えのパンツをよく貸してくださいました。ある日、お迎えの時、友だちのママから『まあ君どうしたの?アホパンツ穿いて』と言われました」(Bさん)

つボイ「尿意至上主義にもかかわらず夢中になってジョロジョロ。アホやな、この子。そういう子が穿くのがアホパンツ?」

小高「通称『アホパンツ』と名付けられてるってこと?ちょっと失礼だと思いますけどね」

アホパンツについて詮索するつボイと小高。Bさんのおたよりは続きます。

「何でこんなこと言われなかんのやろ?と思って、よく見ると、パンツに書いてある保育園の名前の最初が『あ』。保育園の『保』、略して「あ保パンツ』。アホパンツでした」(Bさん)

例えば、「あひる保育園」を省略して「あ保」。

小高「それ略さんでもええやないですか(笑)」

赤ちゃんの仕事

「息子に赤ちゃんが産まれました。娘は初の姪に当たるんで、誕生をものすごく喜んでおりました」(Cさん)

Cさんの娘は、赤ちゃんの写真や動画を見ながら、こんなことをぶつぶつ言っていたそうです。

「ねえお母さん、赤ちゃんっていいよね。ミルクたくさん飲んだら褒められて。たくさんうんち出したら褒められて。ムチムチ太ったら褒められて。いっぱい寝ただけで褒められるんだよ」

「『私も寝てるだけで褒められる仕事に就きたかったなあ』。娘よ、そんな仕事があったら私だってやりたいわ」(Cさん)

小高「赤ちゃんはそれが仕事だから。大人になればなるほど仕事は変わっていくの」

言いたいだけ

小高「中学生ぐらいになると、いつまで寝てるの?と怒られるようになります」

つボイ「人間のうんちを研究するうんち研究所で働くうんち提供員の人なんかは褒められるよ」

小高「ないもん、そんなん」

うんち研究所というつボイの妄想を即座に否定する小高。なぜ、つボイはありもしないことを言ったのか?

つボイ「早く研究のうんち出さんかい。う〜ん、う〜ん。ブリブリブリブリ。拍手、よくやった」

結局ブリブリ言いたいだけのつボイノリオ。みなさんのバカ息子、バカ娘のエピソードでした。 
(尾関)