松坂屋名古屋店(名古屋市中区)の本館8階にある屋上遊園地は、100年以上に渡ってこども達に親しまれてきました。 この遊園地が、リニューアルのために5月13日の営業を最後に一時休園となります。 9日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、つボイノリオとCBCアナウンサー永岡歩、アシスタントの山本衿奈が、おすすめの来園時間帯や懐かしい思い出など、屋上遊園地について深掘りしました。

     

屋上遊園地が開設されたのは1910年のこと。
名古屋の栄町に開店したデパートメントストア「いとう呉服店」の屋上にこども用のブランコが設置されたのが始まりです。

その後1925年に松坂屋として現在の場所に開業した際、屋上に展望台や動物園、野球のプレイボード、滑り台などが設置され、現在では72種類の遊具がこどもたちに親しまれています。

実は屋上遊園地のあるデパートは、今や全国で5店舗しかありません。

この休園はあくまでも一時的なもので、屋上遊園地は来年の春にリニューアルオープンが予定されています。
レトロな遊具は残しつつ、名古屋ならではのアートや文化をキーワードに空間を作っていく予定ということです。

ライオンに喰われたカンガルーは今

閉園のニュースを受け、つボイも昔を懐かしみます。

つボイ「こどもの頃は上行って遊ぶのが好きだった。建物内の大食堂でお子様ランチを食べる。こどもの楽しみだったですよ」

地元の方にとってもかけがえのない場所ですが、さらにつボイの思い出は名古屋栄の三越へと移ります。

三越の前身であるオリエンタル中村百貨店の屋上には観覧車があり、日本で一番古い観覧車と言われています。
現在動いてはいませんが、登録有形文化財に登録されている日本最古の観覧車を間近で見ることはできます。

また、三越と言えば入り口のライオン像。前身のオリエンタル中村の時代は意外にもカンガルーでした。

つボイ「カンガルーがライオンに喰われちゃったんです(笑)」

当時設置されていたカンガルーは、実は三越の屋上で見ることができるそうです。

永岡「当時のカンガルーがそのまま…食われてなかった!避難してた!」

来園のおすすめ日は営業最終日よりも前!

松坂屋によると、屋上遊園地の営業最終日、5月13日は片付けを始めるため、最後に思い出を作りたい場合は12日までに訪れるのがおすすめです。

これまでの混雑のピークはお昼過ぎ。お昼ご飯を食べてから屋上で遊ぶ来場客が多いそうです。
ただ休園直前の現在は、朝の10時、11時にはたくさんの方が来られます。
昔を懐かしんで駆け込みで訪れる方が多いみたいですね。

永岡は屋上遊園地で昔ながらのUFOキャッチャーで遊んだ思い出を話します。

つボイ「リニューアルでなくなる遊具もあると思うので、今のが全部残るというわけではないので…」

休園間近。
昔から訪れていた人も、行ったことがなかった若い世代の人も、100年の歴史を繋いできた屋上遊園地に遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)