CBCの高田寛之アナウンサーは温泉マニアです。 担当しているCBCラジオ『ドラ魂キング』では、実際に足を運んだ温泉を紹介しています。 5月25日の放送で取り上げたのは、大分県別府市の市営共同浴場「不老泉」。 共同浴場ならでは魅力や、別府温泉特有の注意すべき点を紹介します。

     

別府八湯

高田「別府温泉と言えば、皆さん名前ぐらいはご存知かと思います。不老泉は別府駅にすぐ近いところ。町中にあります。地元では『不老湯』と呼ぶ方もいらっしゃいます」

CBCのある名古屋市中心部から別府温泉までは799キロ。車だと9時間23分かかります。

公共交通機関では、新幹線で博多の一つ手前の小倉まで行き、そこから特急「ソニック」「にちりん」に乗り換えて、別府駅まで1時間11分。
うまく乗り継げば名古屋から5時間ちょっとだそうです。

別府は広い温泉街で、代表的な温泉地は、鉄輪温泉、浜脇温泉、明礬温泉、亀川温泉、観海寺温泉、堀田温泉、紫石温泉、そして別府温泉。これらを総称して「別府八湯」と呼ばれています。
中には8世紀初めにできた温泉もあります。

市内には地元の人のための共同浴場が各地にあり、それぞれ特色があって楽しいそうです。中でも有名で観光地にもなっている共同浴場が、JR別府の駅前の近くにある「駅前高等温泉」で、レトロで可愛い洋館といった趣です。

別府温泉は温度高め

別府温泉の中にある「不老泉」はJR別府駅から歩いて5分ほど。
利用者は、近隣の人が多くて地元感が味わえるそうです。平成26年に現在の建物に建て代わり、新しくて快適なんだとか。

駐車場もありますが「常にいっぱいなので、あてにしない方がいい」とアドバイスする高田アナ。

250円という入浴料の安さも共同浴場の魅力。
中に入るとフローリングが非常に美しく、休憩スペースもあるゆったりした作りだそうです。

脱衣場で服を脱いで中に入ると7〜8人は余裕で入れるぐらいの大きい浴槽が二つあり、それぞれ「あつ湯」「ぬる湯」と書いてあります。

高田「文字通り温度差ですが、実際に入ってみて下さい。どっちも熱いです。ホント熱い。別府温泉そのものが温度が高いんですよ。

二つの浴槽の周囲を排水の溝が囲んでまして、ザーザーにお湯が流れていくさまが気持ちいいですね。もちろん消毒なく、お湯がそのまま楽しめるわけでございます」

平日の朝でもいっぱい

泉質は単純温泉で、源泉の温度は47.4度。
無色透明で癖のないお湯で僅かにゆで卵の香りがするそう。
肌触りは「ヌルヌルというよりはキシキシした感じ」と表現する高田アナ。

高田「一応洗い場もありまして、シャワーが二つあった気もしますけども、地元の方は浴槽のわきに座って身体を洗って、浴槽の湯でザーッと流す。家の風呂のような使い方をします。贅沢な温泉の使い方ですね」

不老泉の営業時間は6時30分から22時30分までです。

高田「早朝からやってますので、目覚めの湯として使うのもいいと思います」

泊まっていた別府駅前のビジネスホテルをチェックアウトして、車をそのままにして出かけたという高田アナ。

高田「歩いてぷらっと入って戻って来ました。平日の朝9時台だったんですが、めちゃくちゃお客さんがいっぱい。夕方に行ったら大変だと思いますね」

もう一度言う

現在別府温泉では「別府八湯」を巡るスタンプラリーを開催しています。
その名も「別府八湯温泉道」。

参加している約150の施設のうち88の温泉を巡ると温泉名人に認定され、認定証とタオルが貰えるそうです。

高田「あつ湯とぬる湯で若干温度差はあるんですが、両方熱いということは注意しておいていただければと思います」

相当熱かったようで、改めてアドバイスする高田アナ。
今回は大分県別府温泉の市営共同浴場「不老泉」を紹介しました。
(尾関)
 

ドラ魂キング
2023年05月25日16時31分〜抜粋(Radikoタイムフリー)