毎週月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、思わず食べたくなる旬の野菜や果物を紹介しています。 5月20日の放送では、名古屋市中央卸売市場・名古屋青果株式会社の久野さんが、旬の「新生姜」について、栄養やおすすめの食べ方などを解説しました。

     

新生姜と生姜の違いは?

まず、生姜と新生姜の違いは何でしょうか?

まず、見た目が茶色の一般的な生姜は露地栽培で秋に収穫します。
貯蔵して年間通して出荷され、囲い生姜とも呼ばれているということです。
硬く辛みが強いのが特徴で、薬味などに使われています。

一方新生姜は白っぽく先端が紅色。ハウスで栽培され、収穫後すぐ出荷されます。
柔らかで瑞々しく、爽やかな辛みが特徴で、甘酢漬けのガリなどに使われるということです。

栄養や買う時のポイントは?

新生姜にはビタミンミネラルなどの栄養素の含有量は少ないものの、辛み成分や香り成分が身体に良い効果をもたらすとのこと。

香り成分のシネオール、辛み成分のショウガオールなど数々の香味成分が含まれており、食欲増進、疲労回復、解毒や保温などの効果があります。
また殺菌作用もあり、食中毒の予防にも効果が期待されます。

新生姜を買う際のポイントは、色白で表面に艶があり、切り口が瑞々しいものを選ぶこと。
ラップや濡れた新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室に保存すれば、一週間ほど鮮度が保てるそうです。

おすすめの食べ方はサラダ!

久野さんが紹介した新生姜の美味しい食べ方は、高知県の春野生姜部会おすすめレシピ「新生姜ときゅうりのさっぱりサラダ」です。

①千切りした新生姜をたっぷりの冷水に3分〜5分晒す
(生姜の辛味が好きな方はさらす時間を短くすると良い)
②水から取り出した①をキッチンペーパーに乗せ水気をよく切る
③きゅうりとハムを千切りにし②と混ぜ合わせ、塩、コショウ、マヨネーズで和えたら完成

新生姜のシャキシャキ食感と香り辛みを味わえ、きゅうり、ハム、マヨネーズとの相性もよく、さっぱりとして美味しく、大人の味なんだそう。
日本酒の冷やが合うということです。

だんだん暑くなるこれからの季節にも良さそうですね。
美味しい初夏をいただきましょう。
(ランチョンマット先輩)