いよいよ、プロ野球も開幕します。マツダスタジアム周辺も少しずつ変わろうとしています。きょうは広島駅からスタジアムに向かう道「カープロード」を取り上げます。来週の地元開幕戦と、来年春を思い浮かべながらご覧ください。

小林康秀 キャスター
「広島駅そばの小さなお社です。友元神社と言いまして、カープの勝利を祈願する岩があるということで、カープの勝利を願うファンの方がここで手を合わせることもあると思います。実は、ここは2階なんです。ここは広島駅とつながる予定のペデストリアンデッキです。では、スタジアム方向に歩いて行きましょう。ここで仮囲いがあって通れません。でも、実はこの先はでき上っています。マツダスタジアムへ向かう新しいペデストリアンデッキです」

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新たに作られたペデストリアンデッキは、わずか40メートルですが、“開かずの踏切” という異名を持つ愛宕踏切の南側をそのままことが通ることができます。観客の通行の安全を考えて作られました。30日(土)から通行できます。でも、ここを通ってマツダスタジアムに行く人は、ことしはまだ、そこまで多くないかもしれません。わたしは逆に広島駅方面に向かってペデストリアンデッキを歩きました。

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小林康秀 キャスター
「広島駅方向にやってきましたが、駅ビルには広島駅という文字が書かれているのを見つけました。そしてデッキはここで行き止まりになっています。実は来年、広島駅ができると、ここでつながるといわれていまして、来年春以降は広島駅を利用する人のメインルートになります」

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来年の春には広島駅ビルのJR改札や広島電鉄も乗り入れる2階の自由通路からそのままこのデッキを通れるようになります。コロナ禍前では、1試合あたり1万3000人ほどが通行していたということで、導線が大きく変わります。ただペデストリアンデッキは、スタジアムまでの道のりの3分の1ほどで地上に降ります。

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炭火焼肉「敏」猿猴橋店 中本敏行 さん
「街の賑わいを、というところで通行して(デッキの)上だけで(スタジアムに)行かれたのではどうにもならない。なるべくなら、みんなを下に降ろして、みんな潤いがあるような形に」

周辺への経済効果も期待されているのです。

マツダスタジアムを訪れた人
「降りなくてもそのまま行けるので、いいと思います」
「きょう、地上を通って横断歩道をいっぱい通りました。(デッキだと)止まらずに行けるのはいいと思います」

その1年後に向けてカープロードはさらに変化します。

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小林康秀 キャスター
「階段を降りてくると、これまではこの少し奥までしか道がなかったけど、JRの線路側にも広がっていますね」

かつてのゼロ番線側の土地を歩道にすることで、カープロードを広げる計画があります。今週末から広がるのは30メートルほどですが、来年の春にはスタジアムの手前まで歩道が整備されます。

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カープロードは、来年春の完成をめざしてこれから歩道が拡幅されます。JRの線路側の歩道が3メートルから5メートル幅に広がります。無電柱化も進められる予定です。

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そして27日、IHGホテルズ&リゾーツのプレミアムブランド「voco広島」の開業計画が発表されました。駅前大橋そばのホテルセンチュリー21の跡地に建てられます。広島ではこのブランドは初展開。全301室でレストランやジムなどが備えられます。2027年下半期に開業予定です。

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