ナイフで男性の首を切り付けたとして、住居不定の男(48)が逮捕されました。20歳の男性がけがをしましたが、命に別状はないということです。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の男(48)です。

警察によりますと、男は5月20日午前1時45分ごろ、広島県海田町南つくも町の家電量販店の駐車場で、殺意をもって会社員男性(20)の首を切り付け、けがをさせた疑いがもたれています。男性は病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

男は警察の調べに対して「殺意はなかった」と容疑を一部否認しているということです。

けがをした男性と一緒にいた友人が警察に通報し、駆け付けた警察官が男を確保、男は刃渡り5センチの折り畳みナイフを持っていたということです。

男は自転車で全国を行脚していて、事件当時は現場の駐車場で寝袋を使って休んでいたということです。

警察は、被害男性が別の友人2人(20代)と車でこの駐車場に来たところ、男と鉢合わせになり、なんらかのトラブルに巻き込まれたとみています。

被害者らは「いきなり切りつけられた」と話しているということで、警察がいきさつを調べています。