ことし上半期(1〜6月)の中国地方の企業倒産は236件で、新型コロナの感染が拡大した2020年上期(199件)を上回り、過去10年で最多になったことが、東京商工リサーチの調べでわかりました。

内訳は、▽広島(106件)、▽岡山(46件)、▽山口(40件)、▽鳥取(19件)の4県で増加。▽島根(25件)は減少しました。

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負債総額は前年同期比72.2%増の460億9200万円でした。倒産の原因は、「販売不振」が182件で最も多く、前年同期比32.8%増でした。

東京商工リサーチでは「ゼロゼロ融資の返済負担などで、資金繰りに行き詰まる企業は今後も増える傾向が続くと考えられる」としています。