「担当者は恐怖を感じています」高校生の“国語便覧”にSNSで大熱狂! 品切れ続出・異例のヒットのワケは? 社会人スキルに必要なスピーチ術なども掲載
広島・RCCニュース5/27(火)18:02

「担当者は恐怖を感じています」高校生の“国語便覧”にSNSで大熱狂! 品切れ続出・異例のヒットのワケは? 社会人スキルに必要なスピーチ術なども掲載
高校生向けの「国語」の副教材が、SNSをきっかけに社会現象ともいえるほどの大注目を集めています。書店では品切れ状態が相次ぎ、出版社は対応に追われる事態になりました。
一体なぜ、これほどまでに人気を集めているのでしょうか。背景と人気のワケを取材しました。
末川徹記者
「横川駅から歩いて10分ほどです。話題の本の出版社が、広島県の第一学習社です」

話題の本は、第一学習社の「新国語便覧」です。高校生向けの参考書として、古文や現代文など5つのカテゴリーから構成されています。先月、Xの公式アカウントにこんな投稿がありました。
第一学習社(公式X)
「過去最速で完売になってしまいました。担当者は若干恐怖を感じています。再販の準備をしますので、何卒お待ち下さい!」

その後、購入希望のアクセスが集中し、サーバーが一時ダウンする事態となりました。抽選制を導入したそうです。
SNSでは「乗り遅れた…。確かに在庫ない」「情報量がすごい!ワクワクする」といった声が相次ぎました。
人気の秘密は「見て楽しい中身」にあり!
第一学習社によりますと、国語便覧の魅力を語る特集記事をきっかけに人気が急増したそうです。
例えば「源氏物語」では、物語の主人公である光源氏を中心とした相関図やカラー写真が掲載され視覚的に分かりやすいのが特徴です。1990年の初版以降、約5年ごとに刷新を重ね、若者の興味を引く工夫も凝らしています。

また、ユニークなテーマもあります。
末川徹記者
「高校生だけでなく、大人になっても使える表現方法の実践。スピーチは間を置くこと。恥ずかしくても照れ笑いしない。今後、実践しようと思います」

520ページあるにも関わらず、価格は950円(税込1045円)と、非常にお買い得なんです。幅広い世代から人気の理由を広島市の書店に聞きました。
ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子さん
「(社会の)コミュニケーションで必要性に気づく。分かりやすく10代向けが一般の人にうけているのでは」
欲しいけど品切れ続出… 書店員が語る反響
国語便覧は「副教材」にあたるため、一般的な書店では店頭に並ばず、取り寄せでの注文が必要です。ただSNSの大反響により各地で注文が殺到。いつ手に届くかは分からないそうです。

ジュンク堂書店 広島駅前店 三浦明子さん
「学習参考書でない専門書。漫画で分かりやすくするなどの書き方が増えている。社会全体の本の読み方。文字だけは難しい人も多い。副教材に注目が集まっているのでは」
第一学習社によりますと、抽選販売も用意した数の10倍以上の応募があったそうです。ページをめくるたびに広がる「知る喜び」が、世代を超えて注目されています。あなたの家の本棚にも、お宝が眠っているかもしれません。



