韓国キムチ産業に危機!?ネットからも懸念の声

2018年11月15日、韓国・東亜日報は、韓国キムチ産業の危機について報じた。

記事によると、韓国では最近、安価な中国産キムチが人気を集め、「キムチ宗主国・韓国」の地位を脅かしている。そうした中、今年6月に韓国国会を通過した「小商工人生計型適合業種指定に関する特別法」(※12月に施行)にキムチが含まれたという。記事は「これにより大企業は5年間事業買収や設備拡張ができなくなる」と説明し、「韓国キムチ産業はさらに危機に陥るだろう」と指摘している。

業界の話では、飲食店や給食業者などに納品するB2B(企業間取引)キムチ市場のおよそ70%が中国産キムチ。2005年に本格的に輸入が始まった中国産キムチは、韓国産キムチの3分の1ほどの価格が人気を呼び、韓国市場におけるシェアを年々増やしているという。B2B市場が主力の中小企業にとっては危機的状況。関係者は「価格競争で中国企業に押されており、韓国の中小企業は生存危機に直面している」と話しているという。大韓民国キムチ協会のイ・ハヨン会長も「国内大企業は主に企業と消費者間(B2C)の取引に力を注いでおり、中小企業とは市場が重なっていない」とし、「大企業を規制すればそこに中小企業が入れると考えるが、その隙に中国産が食い込んできた」と指摘。中小企業を保護するための措置が、中国産キムチの市場への食い込みをさらに加速させると懸念を示しているという。

また韓国関税庁によると、韓国産キムチの輸出額は2015年の7355万ドルから昨年は8139万ドルと伸びている。しかし規制が実施されればシェアが下がるとみられている。イ会長は「大企業に対する規制より、大企業と中小企業の共存を促す方法を講じるべき」と主張している。

なお、韓国産キムチの輸出に対する政府の支援は減少傾向にあるという。2014〜2016年には平均20億ウォン(約2億円)ほどだったが、昨年は17億ウォン(約1億7000万円)にまで減少したという。

これを受け、韓国のネット上では「誰のための規制だよ」「文在寅(ムン・ジェイン)政府はあえて駄目な政策を選んで進めているの?」「文政権は大した検討もせずに決定してしまうから、経済が回復しない」「中国産キムチの輸入を禁止して」「3分の1ほどの価格なら、食堂が韓国産を選ぶわけない」「中国産を禁止するのは反対。生活が苦しくなる」「FTAのせいで輸入規制も難しいし、規制できたとしても(中国に)報復されると思う」など、さまざまなコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)


関連記事

レコードチャイナの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

経済 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

経済 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索