英航空会社のパイロット、北京の新空港に驚嘆―中国メディア

2019年11月19日、中国メディアの参考消息網は、9月に開業した北京で二つ目の国際空港「北京大興国際空港」について、英航空会社のパイロットが「これまでに見た中で最も美しいターミナルだ」と驚嘆の声を上げていると報じた。

ブリティッシュ・エアウェイズのパイロット、マーク・バンホイーナッカー氏はこのほど、英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、北京に登場したヒトデの形をした近未来的な新空港での体験を次のようにつづっている。

旅行者は意外に思われるかもしれないが、パイロットが一度も行ったことのない空港に向けて出発するのは珍しいことではない。2003年に民間航空操縦士としてのキャリアを始めた当時、私にとってすべての空港が新しいものだった。

数週間前、私は根本的な部分で斬新な経験をした。9月下旬に開業した北京大興国際空港は、私にとってだけでなく、世界にとっても真新しい空港だ。10月27日に最初の国際便が同空港に到着し、その翌朝、私が操縦するボーイング787が着陸した。

都市インフラの熱心なアマチュアオブザーバーでもある私は、スケジュールシステムで北京大興国際空港への最初のフライトの候補者となることを申請した。

乗客が機内に搭乗する際のムードは明らかに通常よりも興奮していた。そして翌朝、まぶしい光の中、北京大興国際空港は着陸の数分前になって初めて私たちの前に姿を現した。

北京首都国際空港のような巨大かつ美しい空港でさえ、この大都市にとっては不足だとみなされるということは、現代中国のインフラに対する基準を物語っている。新空港の規模は驚くべきもので、その敷地面積はマンハッタンの大部分をカバーし、その内部はロンドンのメイフェアとほぼ同じサイズだ。総工事費は800億元(約1兆2300億円)。滑走路は当面4本だが、数年後には世界で最も忙しい空港になるだろう。

北京大興国際空港が旅行者に感銘を与えるのは、その建築の魅力なのかその実用性なのかは分からないが、英国の建築家、故ザハ・ハディッド氏が手がけたターミナルのデザインは、私が見た中で最も美しいものだ。高さ45メートルの中央ホールは、人々の活動と商業の「神殿」であり、乗客から高く評価されている。広大な内部空間を横切る未来的な曲線の通路、凍った波のように上下する長い装飾アーチ、ピンストライプの付いたC字型の柱が大聖堂の扇形のドームのような屋根を支えている。色は、屋根からぶら下がっている中国国旗を除き、ほぼすべてが黒、白または灰色だ。

北京大興国際空港の最大の実用的利点は、単一のターミナル設計であり、大規模な空港では珍しいことだ。ザハ・ハディッド氏の事務所によると、ターミナルのヒトデのような形状は、中央にある中庭の周りに相互に接続された空間を配置するという中国の建築の伝統に基づくものだという。(翻訳・編集/柳川)


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