中国紙・環球時報は24日付の記事で、日本の学校教育に変化が起きていると報じた。

記事はまず、「日本では子どもが小学校に入ると、男の子は黒いランドセル、女の子は赤いランドセルを背負う。一般的には、これが日本の学校における『性別教育』の始まりだと考えられている」とする一方、現在ではランドセルの色が多種多様になっており、「男らしさ」「女らしさ」を求める教育に変化が表れていることを紹介した。

記事は日本における教育について、「男子を『男らしく』教育することは、体育や道徳の授業で行われてきた。体力面に限らず、男子は礼儀正しく、責任感を持つことを呼び掛けられた。女子には暴言を吐かない、譲ってあげるなどだ。絵本などでも、男の子の主人公は勇敢で忍耐力のあるキャラクターが描かれてきた」と説明した。

一方で、専門家の話として、「日本社会の男らしさの基準は時代とともに絶えず変化してきた」と指摘。バブル崩壊、少子高齢化、そして「ウーマノミクス」の勃興に伴い、日本の男子に対する教育は「脱・男らしさ」あるいは「男らしさを抑える」方向に進んでいるとした。

例として、東洋経済の「男の子に『男らしさ』を求める子育ての弊害」との記事では「弱肉強食でなく、共存共栄の時代」「ある一つの価値基準で男子の個性を殺してはならない」と論じられていることを挙げ、「性別による差別化教育をなくすため、日本の学校では男女の制服を統一するなどの取り組みが行われているところもある」と伝えた。

記事はまた、「日本人男性の『男らしさ』をめぐっては、有名な『オタク文化』を思い浮かべる人もいるだろう。日本はこの30年間、青少年に(アニメなどの)豊かな文化的作品や精神的な糧を提供してきた一方で、愛国心や社会的責任感のない『ダメ男』を多く生み出してきたという見方もある。しかし、『オタク』と『ダメ男』には違いがあると考える人もいる」と説明。

後者の考えとして、「オタクの流行は日本人男性が日に日に力強さを失っていることを意味するものではなく、ネット時代の産物である。オタクは社会との接点が少なくなっているように見えるが、彼らは興味のある分野にますます集中し、物事により打ち込むようになっている。こうした人々は、新時代の『職人』になることが期待されている」と伝えた。(翻訳・編集/北田)