2021年3月9日、離婚や不倫疑惑が報じられた元卓球選手の福原愛さんと台湾の卓球選手・江宏傑(ジアン・ホンジエ)氏について、米華字メディアの多維新聞は「中国人が福原愛さんを支持するのは、台湾に反感を抱く中国人の民意を反映している」と指摘する記事を掲載した。
記事は始めに、福原さんたち夫妻の離婚報道や不倫、モラハラ疑惑について、日本や台湾での一般的な意見が「男性側に問題があったとしても、不倫した女性側を支持しづらい」のに対し、中国では「『江宏傑は福原愛とはつりあわない』『台湾人には嫁ぐな』など、『地図砲(中国のネット用語で居住地域への偏見に基づいて人を判断すること)』だらけの意見が目につきやすい」と紹介し、「もし福原愛の夫が台湾人ではなかったら、このような一般意見が出るだろうか?」と問い掛けた。
記事は続いて、「日本人の福原さんを中国人が支持するのは、両岸問題と関係がある」として、中国の台湾産パイナップル輸入停止措置や米中貿易戦争の中で米国との関係強化に動く台湾政府の態度などの政治的な問題に加えて、「東北なまりの中国語を話す福原さんを、中国人は中国から嫁に出したと思っている所がある。そのような存在の福原さんが台湾人にいじめられたという判官びいきの感情により、中国人は『地図砲』のような意見や文章を支持している」とし、「11年前に台湾の人気女優バービィー・スー(徐熙媛)と中国の大手レストランチェーンの実業家・汪小菲(ワン・シャオフェイ)氏が結婚した頃と比べると、両岸関係が非常に悪化している」と指摘した。
記事は最後に「中国人が一方的に『站愛醤、反台男(愛ちゃん支持、台湾男反対)』を主張するのは、台湾に反感を抱く中国政府や中国の民意を反映している」「ここ数年の米中貿易摩擦などの政治問題で、台湾政府は中国の競争相手を支持する態度をとっており、中国人の反感を買っている。今後両岸関係にどのような影響があるのか、当事者たちはまだ気が付いていないかもしれない」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)