2021年4月7日、中国中央テレビは、日本の桜が例年よりも早く咲いたことについて、深刻な危機が潜んでいると報じた。
記事は、今年の日本の桜シーズン到来が例年よりもかなり早く、3月下旬には多くの都市で満開を迎えたと紹介。大阪府立大学の専門家によると、3月26日に満開となった京都はこの1200年余りで最も早い満開だった可能性があるとしたほか、22日に満開を迎えた東京も観測史上2番目の早さだったと伝えた。
また、桜シーズンの到来が早まったのは日本だけではないとし、米国でも首都ワシントンの桜が28日に満開となり、例年の4月5日より1週間ほど早かったと紹介した。
その上で、気温や降水などの影響で毎年桜の開花時期は多少ずれるものの、全体的には早まる傾向にあり、生態系全体に影響を与え、多くの種の生存に脅威をもたらす恐れがあると指摘。香港中文大学地球システム科学課程の戴沛権助教授が「植物と昆虫は互いに強く依存しあっており、気候変動によって従来のリズムが乱されることにより、昆虫が準備できていない中で花が咲いてしまい、昆虫が植物から十分な食べ物を得られなくなり、植物も昆虫を介した十分な授粉が受けられなくなり、繁殖に影響が出る」と説明したことを伝えた。
さらに、戴教授が「桜の早咲きは世界的な気候変動の『氷山の一角』に過ぎない」とし、気候変動によって将来生態系の生産力が低下、あるいは壊滅してしまう可能性があると述べたことを紹介している。(翻訳・編集/川尻)