中国国際航空の客室乗務員の「神対応」が大きな注目を集めている。頭条新聞など、複数の中国メディアが17日付で伝えた。
あるブロガーの女性が15日、北京から昆明へ向かう中国国際航空CA8647便に乗っていた際、隣の席の高齢男性からもたれかかられたり、ひじや手を太ももに置かれたりしていた。女性は窓側の席、男性は中央の席に座っており、通路側には男性の同行者と見られる別の男性が座っていた。女性は男性が露骨に触っているわけではないため、痴漢かどうか判断がつかず、我慢していたという。
すると、その状況に気付いた客室乗務員の朱(ジュー)さんは、まず男性に「ご気分がお悪いでしょうか?」と声をかけた。男性は女性の太ももから手を離したものの、その後も女性に寄りかかり続けた。すると、一度去った朱さんはまた戻ってきて、女性にそっとメモを手渡した。そこには、「中央の席のおじいさんはお年を召されています。ご不便なことがございますでしょうか?。お席を移動されますか?」と書かれていた。女性がうなずくと、後方の別の席に案内されたという。
女性がその後、騒動の一部始終と、朱さんへの感謝の言葉を中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に投稿したところ大きな反響を呼んだ。フォロワーは6万人ほどにもかかわらず250万を超える「いいね」が付き、ネットユーザーからは「心が温まった」「感動した。やっぱり女性には分かるんだね」といった声や、「男性の行為が曖昧な状況で素晴らしい判断をした」と朱さんの対応を称賛する声が上がった。また、中国国際航空の公式アカウントも女性の投稿に「いつも弊社をご利用いただきありがとうございます。私どもは引き続き努力してまいります」とコメントした。
なお、この出来事について中国メディアの新華網が「乗客の冷静さ、自制、礼儀正しさ、これらは中華民族の老人を尊敬し子をいたわる伝統的な美徳の体現だ」などと報じたものの、「(この問題と)老人を尊敬することは関係ない」「(この話題の中で)高齢者への尊敬を呼び掛けるのは、悪行を放任することになる」などとネットユーザーからの批判を招き、後に当該部分が修正された。(翻訳・編集/北田)