2021年4月21日、韓国の全羅北道全州市が都市景観を改善するため増築工事を行ったウリム橋に「日本の伝統様式に似ている」と批判の声が上がっている。
韓国・聯合ニュースによると、問題の橋は長さ90メートルほどで、築30年以上たった2019年に「景観上、改善の必要がある」と判断され増築工事が始まった。工事には8億ウォン(約7700万円)が投入され、昨年末に完成した。
ところが、この橋をめぐりインターネット上には否定的は声が多数寄せられているという。「なぜ日本式をまねするのか」「日本人が工事したの?」「京都にある橋かと思った」「情けない。どう見ても日本スタイルだ」「無神経なのか、親日派なのか」「国のお金で日本のまねごととは…」などの声が見られる。
こうした指摘に対し、関係者は「予算上、韓屋(韓国の伝統家屋)の形にはできなかった。予算内で伝統と現代の調和を追求した」と説明。また、「橋の周囲に花を飾ったり、展示物を掲示したりして景観の改善に努める」とし、「(日本式論争については)『多様な見方がある』くらいに考えてほしい」と話しているという。
ただし、専門家からは「改善が必要」との指摘が出ている。全北大学のナム・ヘギョン韓屋技術総合センター長は「日本式だと断定はしないが、全体的に韓国の伝統様式よりもそちら側に近いのは明らかだ」と話したという。(翻訳・編集/堂本)