リゾート地としても有名な海南省三亜市の海沿いのマンションで6日正午ごろ、女性がベランダから転落して死亡した。女性は赤色の衣装を着て、髪も同じ色に染めており、ベランダの手すりの外で踊るような動作をしてから転落した。中国メディアの中国網記事によると、転落の原因や現場に居合わせたとされる男性、室内にあった遺書など、この事件については謎だらけという。

中国では、女性がベランダで踊ってから転落する様子を示した動画が広まったこともあり同件が関心を集め、「跳舞墜楼(ティアオウー・ジュイロウ、踊って建物から転落)」などと呼ばれるようになった。

中国網記事によると、女性には精神的な異常があったのではないかとの見方をするネットユーザーがいる。一方では、動画投稿をするためではなかったと考える人もいるという。

女性は同日午前5時ごろに食べ物の宅配を注文していた。記事によると、宅配の注文は事実で、ネットを通じての注文であり通話はなかったと分かった。女性からの特別な要求はなく、配達員も特に何も感じなかった。ただし、取材で配達員から直接話を聞くことはできなかったという。

マンションの管理側からの情報で、女性は転落した部屋の持ち主ではなかったと分かった。一時的な賃貸により利用していたという。この部屋は民宿のような形で使われていた可能性があるが、確認はできなかったという。

また、女性は陝西省籍で、警察情報によると41歳だったことも判明した。記事によると、食べ物の宅配に使われた携帯電話は浙江省寧波(ニンポー)市で登録されたものと分かった。

転落直前の女性を写した動画を拡大したところ、ベランダには男性1人がいて、女性に携帯電話を向けていた。動画を撮影していたように見えるという。転落する前に、マンションの管理関係者が女性に「安全に注意するように」と声をかけていた。女性はただ「私は大丈夫」と答えただけだったという。この関係者によると、室内にはマスクを着用した男性が1人いた。

記事によると、男性が何者であるかは分かっていない。マンション管理関係者は、女性の部屋には家族がいたと話したが、マスクをかけた男性がその家族であったかどうかは分からない。

現地警察は、女性の部屋の中には遺書があったと発表した。その後、ネットでは「女性の遺書」とする画像が出回ったが、実物であるかどうかは不明だ。遺書は女性の願いとして、「健康な臓器は献体してほしい」「海に散骨してほしい」と書かれていたが、「同様の文面がネット上で見つかった」と主張する投稿もあるという。

マンション管理会社の関係者は、警察官から、女性の遺骨は海に散骨されたと告げられたという。この関係者は遺書を見ておらず、内容も知らないし、ネット上で出回っている遺書が本物かどうかも不明だという。

記事によると、女性の身分や事件である可能性について警察署に問い合わせたが、「教えることはできない。目下のところ調査中」と情報提供を拒絶されたという。(翻訳・編集/如月隼人)