2021年6月10日、観察者網は、「中国人は海鮮を食べてはいけないのか」とする記事を掲載した。以下はその概要。

北京生まれで11歳の時に米国に移民し、微博上でこれまでかずかずのグルメについて紹介してきたドキュメンタリー作品監督の谷岳(グー・ユエ)氏が近頃、いきなり中国人について「海産物を無尽蔵にむさぼる」「世界各地の魚類資源を消耗し尽くしている」と指弾し、中国人に「責任ある消費者」になるよう呼び掛けたのだ。ネットユーザーから寄せられた反論に対し、谷氏は「今、資源がますます少なくなっている。ならばわれわれはどんな選択をするのか。人口大国として、他国に手本を示すのはどうだろうか」とコメントしたのである。

総じて、谷氏は中国人に「海産物を食べるな」と言っているのだ。米国人である彼にとっては、米国など西側の列強は植民支配による略奪、全世界からの搾取、エネルギーの無駄遣い、ぜいたくな生活は合理的らしい。「お前たち中国人は世界に負担をかけるな」と言っておきながら、自分たちは生活水準を下げたがらない。環境保護のために「中国人は死ね」と言っているようなものだ。

米国人の谷氏は世界のあちらこちらで海産物を大量に食べているが、自身の行為が「世界の魚類資源の消耗につながる」ことを恐れていない。それなのに「海を守る」ために中国人には海産物を食べさせない。世界の海は全て米国人が作ったのか、地球は全部米国のものなのか。

米国の人口は世界の5%足らずであるのに対し、世界の3分の1の紙を、4分の1の石油を、23%の石炭を、27%のアルミニウムを、19%の銅を消費し、世界平均の3倍の排気ガスを出している。米国人の生活レベルを下げて地球に貢献せよと、どうして誰も要求しないのか。

勤労で勇敢、善良な中国人の生活水準が高まっても地球の災難には絶対にならず、地球にとっては朗報だ。しかし、帝国主義にとって中国の生活水準向上は災難なのである。(翻訳・編集/川尻)