2021年6月15日、韓国・文化日報は、5月における竹島への韓国人訪問者数が3月に比べ17倍近く急増したと報じた。

記事によると15日、慶尚北道鬱陵(ウルルン)郡の独島管理事務所は、独島(竹島の韓国名)への韓国人訪問者が3月は1243人だったのに対し、4月は1万1401人、5月には2万528人となり、2カ月で16.5倍に増加したと発表。6月も10日までに7214人が訪れているといい、21年1月1日から6月10日までの累積訪問者数は4万1525人と前年の同期間(2万1268人)に比べ95.2%も増加したという。

訪問者数が急増した理由としては、「新型コロナウイルスの影響で国内旅行の需要が増える中、『子どもの日』(5月5日)や『両親の日』(5月8日)のような記念日に家族で比較的感染状況の落ち着いている鬱陵島を訪れ、独島(鬱陵島から約90キロメートルの距離)にも足を運んだためと思われる」とのこと。また、「慰安婦問題や独島の領有権問題をめぐり日本政府が歴史を露骨にわい曲したことで、韓国国民の関心が高まったことも理由だ」とし、「最近では東京五輪のウェブサイトに独島が日本の領土のように表記されたことへの反発心も作用している」と伝えている。

1週間前に竹島を訪れたという嶺南大学独島研究所のソン・フィヨン教授は、「太極旗(韓国の国旗)を持って訪れる人々が多かった」とし、「アクセスの不便さから考えると、日本政府による歴史・領土問題のわい曲に対する反感が影響していると思われる」と述べているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「自国の領土なんだから、行く人が多いことを不思議がる必要はない」「独島で華やかな国際イベントでも開催しては?」「鬱陵島に陸海空軍の軍事施設を作るべき」「いいね。次は鬱陵島と独島に旅行しよう」「5月は天候が安定していて島に閉じ込められるリスクが少ないから、旅行客が多いんだよね」など、記事の内容に同調する声が多く寄せられている。

一方で、「独島問題は下手に刺激してはいけない。国際問題に発展すれば韓国政府はうまく処理できない。冷静に対応しないと」「そんなに人が押し寄せたら独島もごみで汚れてしまうだろうな」など、訪問者の増加に警戒するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山)