京都市で発生した中国人留学生による暴行事件と関連し、日本の華字メディア・日本新華僑報網は16日、「暴力を感情の出口にしてはいけない」とする論評記事を発表した。

下鴨署は12日、同居していた中国人女性(22)に暴行を加えて重傷を負わせたとして、中国人留学生の曽曦鵬容疑者(23)を緊急逮捕した。記事によると、事件当日、女性が食卓にひじをついていたことを曽容疑者が注意し口論に発展。曽容疑者は頭部を殴打するなどし、女性に顔の骨を折る重傷を負わせた疑いが持たれている。

2人は同じ大学に通う同級生。女性は過去にも曽容疑者から暴行を受け、警察に通報したことがあったが、被害届を取り下げていた。今回は、女性からSNSで助けを求めるメッセージを受け取った女性の友人が通報して逮捕に至ったという。

事件について日本新華僑報網の記事は、「曽容疑者は責任から逃れることはできず、彼の未来は今回の事件で間違いなく影を落とすことになるだろう」と指摘。「思い返せば数年前にも中国人留学生による痛ましい殺人事件があったが、その事件も感情のもつれがきっかけだった。裁判所は最も重い判決を下すのか、裁判所が下す判決に被害者が納得するかに関わらず、(事件の発生という)事実は変えることができない」とした。

その上で、「成人したて、あるいは未成年の留学生たちは、文化的な違いや学業、就職のストレスに直面した時、感情を合理的に解き放つ方法を見つけることができず、最終的に極端な方に走ってしまう。暴力行為を突破口にすることを選択してしまい、取り返しのつかない悪い結果を生んでしまう。異国の地にいる子どもを親は心配している。学業成績よりも、子どもの健康と安全こそが両親の最大の関心事。若さは衝動的な行動の理由にしてはならない。孤独は感情的に解決してはならない。暴力を振るう前に、遠くにいる両親や家族に思いをはせてみるべきだ」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)