2021年6月16日、中国メディアの観察者網は、台湾で日本から送られたアストラゼネカ製の新型コロナワクチン接種が始まり、2日間で11人の高齢者が接種後に死亡したと報じた。

記事は、台湾メディアの中国時報(電子版)の16日付報道を引用。日本から送られた124万回分のアストラゼネカ製ワクチンの接種が15日により台湾全土で始まり、75歳以上の高齢者への優先接種が行われていると紹介。一方で、接種開始2日目の16日午後8時30分現在で、接種を受けた高齢者11人が死亡したと伝えている。

死亡例は新北市と台中市で3例ずつ、台北市、新竹市、新竹県、彰化県、嘉義市でぞれぞれ1例ずつ発生。69歳の男性1人を除き、残りは83歳から97歳の男女となっている。多くは接種後に不快感や発熱の症状が出て翌日に死亡しているが、新竹県の97歳の慢性疾患を持つ女性は接種から2時間後に意識を失い、その後死亡が確認されたという。

記事はその上で、接種後の死亡とワクチンとの関係性については「さらなる調査が待たれる」とする台湾メディアの報道を伝える一方で、「同社製ワクチンは以前、血栓リスクが高いとして欧州の多くの国で65歳以上の高齢者への接種が一時的に見合わせられた」と紹介している。

なお、同社製ワクチンについては、今年3月以降は安全性を示すデータが得られたとして欧米諸国で65歳以上の高齢者に対する接種も行われている。(翻訳・編集/川尻)