中国でこのほど、23日に行われた東京オリンピックの開会式を賛美した上海市の名門大学、復旦大学の厳鋒(イェン・フォン)教授に対し、SNS上で批判が集まっているという。

1998年から2000年まで東京大学東洋文化研究所の准教授を務めたこともある厳氏は24日、自身の微博(ウェイボー)アカウントを更新。東京五輪の開会式の感想として、「静かさとはかなさ。五輪のモットーである『より速く、より高く、より強く』とは合わないように思える。だが『もののあはれ』が日本の伝統美学の核心だ」などとコメントした。

これに対し、SNS上では共感の声が寄せられた一方で、「媚日(日本にこびること)」「精日(精神日本人、心理的に自らを日本人とみなす人)」だなどと批判の声も強く上がった。

批判を受け、厳氏は「個人的な分析であり、その優劣を判断するものではない」とした上で、「批判は誰でもしていい。だが開会式を見なかった人まで理論や路線を振りかざして他者を攻撃するのは卑劣な行為だ」「つじつまの合わない吊し上げは、不条理で恐ろしい」などとコメントしている。(翻訳・編集/柳川)