2021年7月28日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、「日本のオリンピック委員会会長が率先してルール違反?安心安全な東京五輪は大いに疑問」とする記事を掲載した。

記事は、東京五輪組織委員会が27日、選手2人を含む7人の五輪関係者が新たに新型コロナ検査で陽性と判定され、7月に入って同委員会が発表した感染者数は155人に達したと紹介。感染者の増加に伴い、選手村が「感染の拠点」になっているのではないかとの懸念がますます高まっているとした。

そして「特に注目されているのが、選手村のカフェテリアだ」とし、およそ3000席ある24時間営業のカフェテリアでは朝食時には70〜80%の席が埋まる状況であり、食事の際には感染予防のために使い捨て手袋の装着が求められているものの、多くの選手や関係者は手袋の装着を拒んで食事をし、手をアルコール消毒しない人さえいるとの情報を伝えた。

また、東京五輪の競技が本格的に始まった24日、柔道女子48キロ級、男子60キロ級の試合が行われた日本武道館を日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が訪れた際、マスクを外して近距離で関係者と親しげに話していたほか、客人と抱擁したり、肩を組むなどの接近行為に及んでいたと紹介。今大会向けに制定された「五輪マニュアル」では、選手や関係者が終始マスクを装着し、可能な限り他人との接触を減らし、抱擁や握手などを避ける事が求められているとし、山下会長の行動がマニュアルの規定に反する可能性を指摘した。

その上で「日本政府は安心安全な五輪開催を標榜しているが、JOC会長ですらルールを守らない中、東京五輪が安心安全であるという話には大いに疑問が残る」と評している。(翻訳・編集/川尻)