2021年9月17日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、韓国で地下鉄の妊婦優先席に反対するステッカーが登場し、物議を醸している。

記事によると、今月15日、ツイッターに「こんな国に住んでいるとは」という文章と共にソウル地下鉄の妊婦優先席の写真が掲載された。

写真には、「明日の主人公を迎えるピンクカーペット」との案内が書かれた地下鉄の妊婦優先席が写っているが、その上には大きく「フェミニズムOUT!」と書かれたステッカーが貼られている。ステッカーには「妊婦さんが来たら譲ればいいんじゃない?。だけど自分はお年寄りや障害者に席を譲りたいんだよね。思いやりも強要されなきゃならないの?。誰を思いやるかまで強要されなきゃならないの?。これは実質的に『女性専用席』を設けて性差別的をあおるフェミニズム席であることを、今や全市民が知っている! 。民主フェミ党、何考えているの?」とのメッセージも書かれている。

当該ツイートは約2万件リツイートされ、「妊婦優先席」がリアルタイムのトレンドにも浮上したという。

記事は「地下鉄車両内の妊婦優先席は導入から数年経ったが、このように苦情が後を絶たないのが現状だ」としている。

管理機関であるソウル交通公社は「妊婦優先席は思いやり席であるだけに空けておくことを強制するのは難しい」とし、「持続的な認識改善活動を通じた文化の定着が優先だ」との立場を示しているという。

これを受け、韓国のネット上では「いくらフェミニズムが嫌いだからって、妊婦優先席にまで反対するのはやりすぎ」「子どもをあれほど産め産めと言ってるくせに、妊娠した人はこんなこと言われなきゃいけないの?」「それなら誰も妊娠しないで国がなくなればいい」「こんなこと主張する人が果たしてお年寄りと障害者に席を譲るかな」「妊婦思いやり席をフェミニズムと考えてるってことだけで、韓国の男性がフェミニズムをどう認識しているのか分かる」などステッカーに反発する声が上がっている。

一方で「ある意味が分からない」「出産率の低い韓国で何が妊婦優先席だ」「一般女性が座って妊婦が座れないという妊婦優先席」「妊婦より中高年のおばさんが座ってるのが現状」「妊婦がいなければ誰でも座っていい席のはずなのに、男が座るとまるで犯罪者かのようににらまれる」など理解を示す声も上がっている。(翻訳・編集/松村)