中国紙・環球時報は22日、中国で最近問題になっている「娘炮」文化について、その大元は日本にあり、なおかつ米国がそれを後押ししていたとする記事を掲載した。

「娘炮」とは「女性っぽい男性」を指す言葉で、中国でブロマンス作品が人気を集めると同時に注目されたが、最近では当局が「奇形の美意識」と断じ、排除を表明している。

記事は、近年、「娘炮」のような女性的な男性が人気を集めたのは日本が最初で、その背後には米国の存在があったと主張。「日本では1970年代に高倉健ら男らしい俳優が人気だったものの、昭和の後半から現在に至るまで、長髪にメイクを施し、中性的なファッションをした男性が続々と登場している」と指摘した。

その上で、こうした「娘炮」文化は「主に芸能界から起こった男性の女性化現象を指している」とし、「彼らは服装、身だしなみ、言葉遣い、仕草などの面で女性化しており、男性本来の男らしさに欠けている」と説明。この男性芸能人の変遷の背景には、ジャニーズの生みの親であるジャニー喜多川氏の存在があったとした。

記事は、ジャニー喜多川氏を「日本のアイドル産業の第一人者で、芸能界では右に出る者はいない」とし、SMAPやTOKIOなど数々の人気男性グループを輩出したと紹介。一方で、「喜多川氏の成功は当時の社会背景と密接な関係がある」とし、「米国は戦後、日本を徹底的に服従させるために、日本人の思想と文化を改造する長期的な計画を実行していた」とした。

そして、「米国の意向の下、日本の一部の戦犯は裁判を逃れ、メディアの大物に変身し、米国の戦略面での重要な駒となった。例えば中国侵略を扇動したとされる戦犯の正力松太郎は、米国の支援を受けて読売新聞を創刊。この人物の強力な働きかけで、日本人は米国の野球を受け入れ、原子力計画も受け入れた。正力松太郎は米国に対し、娯楽番組で日本の庶民を洗脳し、世論の宣伝を通じて日本社会の勇ましい気質を弱め、柔和な気質へと変えることを提案した」と指摘。帰国後の最初の仕事で米軍の通訳をしていたという喜多川氏も、「そうした戦略実行の急先鋒だった」との見方を示している。

記事は、「喜多川氏とCIAとの関係ははっきりと解明されてはいない」とする一方、CIAによる世論操作には前例があるとし、「米国の有名なフェミニズム運動の先駆者であるグロリア・スタイネムと彼女が創刊した雑誌『ミズ』は、その背後にCIAの支援があることが暴露された」と指摘。また、「冷戦時代に多くのアーティストの作品がCIAからの『文化兵器』として輸出されたことに言及した海外メディアもある」とも主張した。

記事は、「もちろん日本にも『娘炮』文化が根付く土壌があった」とし、「『古事記』によると、武尊は女装して敵陣に紛れ込み敵軍の首領を暗殺した」「日本の伝統芸能である歌舞伎でも男性が女性役を演じている」などと説明したほか、「三島由紀夫とのロマンスが語り継がれる美輪明宏は同性愛者であることを告白する際に『人を殺したわけでも物を盗んだわけでもありません。これは日本の古い歴史で文化ですよ』と語っていた」とも伝えた。(翻訳・編集/北田)