新型コロナワクチンの接種が進み、入国制限を免除する国が増える中、韓国の若者も海外旅行に乗り出し始めた。21日、韓国メディア・マネートゥデイが伝えた。

記事は10月に結婚式を控えるナムさんの経緯を紹介。ナムさんは当初新婚旅行先を済州島に決めていたが、済州島の新羅ホテルには1泊68万ウォン(約6万3000円)のツインルームと1泊200万ウォン(約19万円)以上のスイートルームしかなかった。ツインルームに5泊すれば宿泊費だけで300万ウォン(約28万円)になり、航空券やレンタカー代まで合わせると500万ウォン(約46万円)を超えてしまうため、結局海外旅行を選んだという。

2度の新型コロナワクチン接種を終えたナムさんは、「トラベルバブル(自主隔離などの入国制限措置が緩和されている地域)」の一つであるハワイを選択。ハワイでの宿泊費は1泊25〜30万ウォン程度に抑えられたため、合計1000万ウォン(約93万円)の予算で12泊14日のプランを予約した。ナムさんは「済州島の場合、5日間で500万ウォンはあまりにも高価なので諦め、ワクチン接種者の旅行が可能なハワイを選んだ」とし、「同時期に結婚した知人はモルディブに決めた」と語っている。

記事によると、秋夕の連休を含む9月16〜26日の間で、「トラベルバブル」選定先のサイパンに旅行する人は272人で、サイパンと調印直後の7月の利用客(42人)の6倍以上に達するとのこと。現在韓国人が「トラベルバブル旅行」が可能な地域は、グアム、サイパン、ハワイ、タイ、スペイン、米国、モルディブ、フランス、香港などで、特にハワイはワクチン接種者の自主隔離が免除されており人気が高い。サイパンの場合はワクチン接種者でも5日間の自主隔離が必要で、滞在先のリゾート内にのみ留まることが条件だという。

記事は「『トラベルバブル旅行』は、20・30代が2度目のワクチン接種を終えて2週間が経過する9月下旬から本格化すると予想される」と伝えている。

韓国のネットユーザーからは、「新羅ホテルに泊まらなければいいのでは?」「済州島には10万ウォン台でもいいホテルがたくさんあるよ。なぜあえてロッテや新羅にこだわるのか分からない」「ハワイだと新羅ホテルレベルのサービスは望めないし、済州島にも手ごろなホテルは多い。高いのを言い訳にハワイへ行きたいだけでしょ」など、冷ややかなコメントが目立つ。

一方で「正直済州島は食事も観光地価格ですごく高い。業者側も政府のせいにしないで、サービスの改善や価格の引き下げに努力すべき」「済州島の物価が高いのは事実。取り締まりをしてほしい」「済州島でそれだけ払うなら海外に行って当然。コロナ終息後は済州島へ誰も行かなくなるよ」など、済州島の物価の高さを批判する声も多く見られた。(翻訳・編集/丸山)