2021年9月24日、韓国・ソウル経済は、今年のノーベル生理学・医学賞の有力候補に、韓国人では唯一、高麗大学の李鎬汪(イ・ホワン)名誉教授(93)の名前が挙がったと伝えた。

李名誉教授は約20年間にわたりノーベル賞候補とされてきた、「韓国のパスツール」とも呼ばれる研究者。1976年3月に京畿道の漢灘江(ハンタンガン)流域で採集したセスジネズミの肺組織から、世界で初めて、腎症候性出血熱の病原体と免疫体を発見した。腎症候性出血熱は当時、正体不明の病とされ、米国も対策委員会を設立し研究に当たっていたが、成果が得られなかったという。李名誉教授はこのウイルスを発見場所にちなんで「ハンタウイルス」と命名した。また、1989年には世界初の腎症候性出血熱の診断キットを、1990年には予防ワクチン「ハンタバックス」を開発している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「誇らしい韓国人。ノーベル賞を受賞するよう祈っています」「ノーベル賞を2度受賞していてもおかしくない学者だ」「十分に受賞に値する業績だね」「93歳とは。すばらしい人生だな。受賞されますように」「韓国人の候補者がいるなんて、楽しみだ。受賞しますように」など、喜びと期待の声が殺到している。

一方、「米国やノルウェー、スウェーデン人だったらとっくに受賞していただろうに」「受賞を逃したとしても、候補に挙がっただけですばらしい」「もうノーベル賞にこだわるのはやめようよ」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/麻江)