中国では、動画投稿サイトから「ウルトラマンティガ」が削除されたことが話題になり始めた。関連機関が4月に発表した「未成年に対する動画の影響」についてのリポートでは、対象となった21作品のうち、「ウルトラマンティガ」は暴力シーンなどを指摘されていた。

中国メディアの現代快報によると、多くのネットユーザーが24日午後になり、複数の動画投稿サイトで「ウルトラマンティガ」が鑑賞不能になっていることに気づいた。動画サイト上では理由として、「リンクが無効になっている」、「動画の内容が和を乱すものである」、「投稿者が削除」、「他者の著作権を侵害」などが表示されているという。

ネットユーザーの間では、「子どもの親が『ウルトラマンティガ』について、暴力犯罪シーンがあると通報したため」ではないかとの推測が広まった。さらに、江蘇省消費者権益保護委員会(消保委)が4月に発表したリポートが関係しているとの見方も発生した。

同リポートは動画作品21シリーズを取り上げ、程度に違いはあるが半数近くの作品に、暴力犯罪の要素があると主張。「ウルトラマンティガ」を例に、「怪獣を攻撃するいつものシーン以外にも、武器を使っての暴行、多くの人を脅かす、放火や爆発などの暴力的なシーンがある」と指摘したという。

しかし、現代快報の問い合わせに対して江蘇省消保委は、「ウルトラマンティガ」の動画削除は、動画掲載プラットフォーム側の自主的行為であり、江蘇省消保委とは無関係と説明。また、4月に発表したリポートは中央政府の意向を反映したもので、中央政府・国家広播電視総局に関連する文書を提出したという。ただし、江蘇省消保委として動画関連の経営者と同件に関連して対話などをしたことはないとした。(翻訳・編集/如月隼人)