中国空軍は24日、広東省珠海市で28日に始まる中国国際航空航天博覧会(通称:珠海航空ショー)で、電子戦対応の戦闘機J−16D(殲16 D)や、無人偵察機のWZ−7(無偵7)などを初めて公開すると発表した。新華社は25日になり、初公開機を含め、珠海航空ショーに出展される中国の軍用機の概要を紹介する記事を発表した。

J−16Dは、既存戦闘機のJ−16を土台に中国が自主開発した電子戦対応の戦闘機で、「偵察・攻撃・防御一体型」の総合作戦能力を持つという。中国空軍の申進科報道官は24日の記者会見で、J−16Dの実戦化訓練を行うことで空軍の電子戦進攻能力がさらに向上すると説明した。同機により、空軍の作戦範囲が広がり、戦略転換も促されるという。

WZ−7は中国が自主開発した航空無人偵察機で、主に中国の国境地帯や領海上空でパトロールを行うという。

珠海航空ショーでは航空練習機のJL−10(教練−10)も初公開される。新華社記事は同機について、パイロットの能力向上、養成機関と部隊の落差縮小、飛行戦闘のための人材育成の質と効率の向上の面で、大きな意義を持つと紹介した。

中国空軍の発表では、珠海航空ショーで早期警戒管制機のKJ−500(空警500)や爆撃機のH−6K(轟6K)については「静態展示」を行うとされており、実際の飛行は披露されないことが明確だが、J−16DやWZ−7、JL−10については「具体的な披露の形態」には触れられていない。

珠海航空ショーには中国の軍用機としてその他、ステルス戦闘機のJ−20(殲20)や輸送機のY−20(運20)も登場するという。(翻訳・編集/如月隼人)