米国で中国人留学生が被害に遭う事件が相次いだことを受け、現地の中国大使館は警戒を強化するよう呼び掛ける文書を公式サイトに14日掲載した。

それによると、銃を所持した何者かによる、中国人留学生を狙った強盗事件がワシントンDCとノースカロライナ州で連続して起きており、うち1件は就寝中の明け方に室内に侵入された。別の事件では買い物帰りに尾行され、地下鉄駅に入るところを襲われた。買ったばかりの商品の他、スマートフォンや服、靴が奪われ、殴られる被害もあったという。

大使館は「中国人留学生個人の財産は巨大な損害を被り、身の安全は深刻な脅威を受けた」とした上で、「警戒を強め、身や財産の安全を確保するよう、米国内の留学生に改めて広く呼び掛ける」と言明。さらに、感染拡大以降、アジア系に対する差別や犯罪が増加したことに言及し、「外出はなるべく複数で出掛け、周囲の環境に注意を払って人気のないところに行かないように。夜間の外出もできるだけ控えること」とした他、個人情報や自宅での貴重品管理などについても注意を呼び掛けた。(翻訳・編集/野谷)