2021年10月15日、韓国・中央日報は、今年のノーベル物理学賞に選ばれた米プリンストン大学の真鍋淑郎上席研究員が「日本に戻りたくない」と発言したことについて、「衝撃の告白」として詳しく伝えている。

地球温暖化研究に関する功労が認められノーベル物理学賞に選ばれた真鍋氏は、受賞者の発表後に「日本に戻りたくない」と発言し、日本国内で話題となった。愛媛県生まれの真鍋氏は東京大学で博士過程を修了したのち、渡米して米海洋大気局に勤務し、米国籍を取得した。記事は、日本経済新聞の報道を引用し、「日本式の研究室文化に苦言を呈した」真鍋氏がこのような発言をした理由を打ち明けたとして、インタビューの内容を紹介している。

記事によると、真鍋氏は「米国では学会で反対意見のある研究者たちが問題点を指摘し合い、時間をとって議論することが日常茶飯事」「ライバルと議論し納得できることは受け入れることで、研究を進化させてきた」と説明した上で、「こうした状況は日本にはほんとんどない」と指摘したという。また、「日本ではボスが自身の後継者を育てるために若い研究者を使っている」とし、「それでは新たな研究分野の開拓はできない」とも指摘。若手が自由に自身のアイデアを掘り下げることのできる雰囲気作りが必要だと強調した。

また真鍋氏は、自身が研究を始めた当時、温暖化がここまで大きくなるとは考えておらず、ノーベル賞を受賞するとは想像だにしていなかったと述べ、「私が約60年間にわたり研究を続けてこられた原動力は好奇心だ」と強調するなど、後進の科学者に好奇心の重要性を訴えたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国も同じだ」「韓国はもっとひどいよ」「この記事の中の『日本』が『韓国』に見えるのは自分だけ?」「韓国も日本も同じ。良くないことはまねするのに、いいことは排除する」「教授が大学院生を利用するのが当たり前の韓国社会。真の知識人なら、こういう言葉で覚醒しなければならない」「韓国のほうがひどい。研究費を自分個人のお金だと思ってるやつらがいる。ノーベル賞なんて出るわけない」「そういう環境にある日本でもノーベル賞をたくさん受賞している。韓国はいつになれば受賞できるだろうか」「韓国の研究環境はよほど劣悪だということだな」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)