2021年10月19日、米華字メディア・多維新聞は、中国・海南航空の幹部らが氷点下近い夜の北京で薄着のまま立つ「懲罰」を受けたと報じた。

記事によると、気温が0度近くまで冷え込んだ16日深夜の北京で、暖かい海南省から北上してきた海南航空の幹部数人がワイシャツに夏物のスラックスという格好で屋外に立ち、冬に入りつつある北京の寒い天気を体感する一幕があった。

この一幕が起きたのは、同航空の上級会員である顧客が今月9日夜、北京にある同航空の拠点を通った際に、客室乗務員と見られる女性が薄着で路上にうずくまり、車が来るのを待っているのを発見、女性は寒さで震えており、この顧客は写真を海南航空グループの共産党委員会書記に送信するとともに、従業員のケアを行うよう提言したことがきっかけだという。

上級顧客からの「告発」を受けた書記はグループ内の航空会社幹部に対して「オフィスにいれば季節など関係ないと思うな。従業員のケアに莫大(ばくだい)なコストがかかるわけではないのだから、もっと従業員を大切に扱うように」との通知を出したという。

その通知から1週間後、同グループの共産党委員会が検査を行ったところ、海南航空を除くグループ内航空会社は従業員の「衣替え」を続々と実施していたのに対し、海南航空だけは遅々として相応の措置を取らず、乗務員が薄着で寒風にさらされていたことが発覚。そこで、同航空の幹部を16日夜に海南省の海口から北京へと赴かせ、薄着で外に立たせる「集団懲罰」を実施したとのことである。(翻訳・編集/川尻)