2021年12月1日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが20歳の誕生日を迎えたことに関連して「女性天皇は現実のものになるか」とする記事を掲載した。

記事は、愛子さまが1日に20歳の誕生日を迎えて成人皇族となり、5日には成年の儀式が宮中で行われると紹介。愛子さまが成人を迎えたことは、結婚の時期が近づいていることを意味するものであり、同時に女性皇族は結婚時に皇籍を離れるという現在のルールにおける皇族の存続危機をも意味すると伝えた。

その上で、日本では歴史的に決して女性天皇が否定され続けてきた訳ではなく、明治以前には8人10代の女性天皇が存在したと説明。それが明治維新を経て1889年に大日本帝国憲法と旧皇室典範が作られると、女性の皇位継承権が明確に喪失するとともに、父系の男子のみが皇位を継承できるというように定められた伝えた。そして、戦後に作られた現行の皇室典範においてもそのルールが踏襲されたとしている。

記事は、現在日本の皇族は17人で、そのうち男性はわずか5人であると指摘。現時点で皇位継承の権利を持つのは、天皇陛下の弟である秋篠宮さまとその長男、悠仁さま、そして上皇陛下の弟である常陸宮さまの3人のみという状況であるため、女性皇族の在り方や女性天皇の是非に関する議論が繰り広げられていると紹介。今年に入って皇位継承に関する有識者会議が開かれ、「女性皇族が結婚後も皇室に残る」あるいは「戦後に皇籍を離脱した元皇族の男系男子を皇族に復帰させる」という案が示されたと伝えた。

また、2005年には当時の小泉純一郎首相の諮問機関が皇位継承に関する報告書を発表し、「性別に関係なく、第一子を優先する」という見解が示されたことに言及。その後悠仁さまが誕生したことで有耶無耶となったものの、愛子さまが成人して皇室の「人口危機」が再び脚光を浴びる中で、「もし小泉首相時代の構想が復活したならば、愛子さまが明治以降で初めての女性天皇になる可能性がある」とした。(翻訳・編集/川尻)