2022年6月28日、香港メディア・端伝媒は中国本土で未成年者のタトゥーが禁止されたことをめぐる議論について報じた。

記事は、中国国務院が6日に「未成年者のタトゥー規制に関する規則」を発表し、いかなる企業、組織、個人も未成年者にタトゥーのサービスを施すことを禁止するとともに、刊行物、映画、テレビ番組などのメディアで未成年者にタトゥーを誘導、教唆する内容を掲載することを禁じたと紹介。民生部の児童福利部門も10日に「両親の同意があっても、未成年者にタトゥーを施してはならず、保護者自身がタトゥー店を経営していたとしても、自身の子どもに施してはならない」とコメントしたことを伝えた。

また、中国政府は2018年にタトゥーの入った芸能人のテレビ番組出演を禁止しており、仮にタトゥーが入った芸能人が出演した場合には当該箇所にモザイクを施すことを要求したと紹介したほか、昨年末にはサッカー中国代表、U-23代表のタトゥーも禁止し、すでにタトゥーが入っている者は自ら除去するよう求めたとしている。

その上で、未成年者のタトゥーが禁止されてことについて中国国内では議論が繰り広げられており、「保護者の同意の上ならタトゥーを入れてもいいのではないか」との意見や、「タトゥーに誘導するようなメディアの内容」の線引きが曖昧であるとの意見が寄せられたと伝えた。また、あるネットユーザーは「尽忠報国」の4文字を背中に入れていたとされる歴史上の英雄・岳飛を取り上げ「中国政府は歴史を抹殺するとともに、中国人がタトゥーで愛国の気持ちを表現することを禁止するつもりなのか」と疑問を呈したと紹介した。

記事は最後に「教育による感化、未成年者の理性的な思考を育てることが効果的なのか、それとも法規によって監督管理することが有効なのか」と疑問を投げかけた。(翻訳・編集/川尻)