韓国メディア・農民新聞はこのほど「糖度が高く皮ごと食べられる手軽さで人気を博してきたシャインマスカットだが、最近は品質が低下しており、消費急減が懸念されている」と伝えた。

記事は、「今年は秋夕(チュソク、中秋節)が例年より早かったことで、品質を考慮せず早期に出荷する傾向が深刻化したことが要因」だとしている。30日ほど早く出荷された低品質のシャインマスカットを購入した消費者からは「甘さを期待したのに酸っぱく、皮が分厚くて吐き出さずにいられない」と、不満の声が上がっているという。

慶尚北(キョンサンブク)道・金泉(クムチョン)のシャインマスカット農家は「味と食感を基準に収穫すべきなのに、本来は9月末から出荷する物を秋夕の前に出荷した。品質が悪く、消費者が被害を受けることになった」と話している。また、地元農協の関係者は「シャインマスカットは皮ごと食べるため、糖度以上に食感が優先されるべきだが、農家が高く売れる時期に早く出荷しようとする傾向がある」と指摘している。

市場関係者も「このままではシャインマスカット人気が崩壊しかねない」「シャインマスカットは年々、糖度が落ち、食感も悪くなるなど、品質が低下している。需要を維持するには品質を高める必要がある」と警告しているという。

韓国では秋夕に多く消費される梨も、栽培期間を無視し早期出荷したことで品質が悪くなり、消費が急減した前例があるという。記事は、現状のままではシャインマスカットも「梨のように消費者から目を背けられるようになるかもしれない」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「シャインマスカットを最初に食べた時は本当においしかったけど、3年ほど前から食べなくなった」「何年か前までは驚くほどおいしかったのに、年々おいしくなくなっていくなと思ってたよ」「今年の秋夕に食べたシャインマスカットは本当に酸っぱくて皮がまずかった。そういう理由があったのか」「全然おいしくない。チリのぶどうのほうがずっとおいしい」など、「確かにここ数年、味が落ちている」と納得するコメントが殺到している。

また、「デパートでは1房4万ウォン(約4000円)で売ってたよ。どうかしてる…」「高くてまずいんじゃ食べないよね」「正直、高すぎて一般庶民には手が出しにくい」といった値段への不満も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)