中国で大学生数千人を対象に恋愛講座を設置すべきかどうかアンケート調査を実施した結果、約88%が開設を支持すると回答した。中国メディアが伝えた。教育部(日本の文部科学省にあたる)も大学には恋愛や結婚に関する心理教育を強化するよう奨励している。

AFP通信が紹介した中国通信社(CNS)の記事によると、経済や社会の発展と生活水準の向上に伴って、中国では結婚の自由、結婚の質を重視する時代に突入した。しかし、結婚率は年々低下傾向にあり、バーチャルアイドルに夢中になるなど手軽な疑似恋愛が流行している。

近年、中国の大学が恋愛講座を開設すると常に満員になる。武漢大学の「愛の心理学」のクラスでは、座席不足から自分の椅子を持参する女子大学生や窓から熱心に講義をのぞき込む男子大学生もいた。

寧夏大学心理健康カウンセラーの陳婧氏は「中国の若者は恋愛と結婚についてほとんど教育を受けていない。18歳から25歳の若者は成年期初期にあたり、親密な関係を学ぶ大切な時期である」と説明する

武漢大学心理学科の喩豊教授は「若い学生たちは親密な関係に期待と欲求を持っているが、親密な関係が個人にとって何を意味するのかまだはっきり分かってはいない」と言及。「適切な講座があれば、彼ら彼女らを導き、将来の多くの矛盾や障害を回避できると考えている」とした。

CNSは「中国の現代の若者の結婚と恋愛の問題は構造的な問題だ」と指摘。「学内の結婚と愛の教育講座を充実させることは、中国の若者が親密な関係をより良くスタートし、パートナーと仲良くする知恵を学ぶのに役立つだろう」と恋愛講座のメリットを強調した。

さらに「もちろん、大学の恋愛講座では誰にでもあてはまる標準的な回答も、完全な愛を保証することもできないが、哲学を学ぶように、一つずつ質問を出しながら、学生の自主的な意識や能力を引き出すことができるだろう」と述べ、恋愛講座に期待を寄せた。(編集/日向)