2022年12月1日、中国メディアの観察者網は「ネット上で中国を批判する韓国人は中国を旅行したいと思っているか」とする文章を掲載した。

文章は、現在韓国では尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の評判があまりよろしくなく、多くの市民が「尹大統領夫妻は何もやっていない上、国際舞台で何かにつけて韓国のメンツに傷をつける」と考えていることに加え、人相を重要視する韓国社会において尹大統領が「ワニのように凶悪な顔」などと評されていることが背景にあると紹介。ネット上では特に批判が辛辣(しんらつ)であり、毎日のように尹大統領に罵詈(ばり)雑言が浴びせられ、それでもうっぷんを発散できない市民がデモ活動に参加すると伝えた。

そして、尹大統領を激しくののしる韓国市民の姿勢は、中国を批判する時にも見られると指摘した上で「ネット上で中国人が見たら血圧が爆上がりしそうな言論をする韓国人の中に、喜んで中国を訪れる人などいるのだろうか」と疑問を提起。実際、韓国人にとって中国はここ数年1、2を争う海外旅行先になっており、2019年には韓国の国民1人平均年間0.4回訪れるほど身近な外国になっていることを紹介している。

一方で、現在はかつてほど韓国人による中国旅行熱が高まっておらず、旅行先としての優先度は日本やハワイ、台湾、東南アジアなどよりも低いと指摘。その背景には韓国から中国へのノービザ訪問ができなくなったことに加えて、「韓国人の心情が彼らに訪中の二の足を踏ませている」とし、「韓国の民族性は近代に侵略を受けた歴史を持っていることから、従属という言葉に対して非常に敏感になっている。そしてまた中国人から見れば韓国人の自尊心はクレイジーなまでに強く、中国の話題を取り上げたいけれどもかつて付属国だったという意識が邪魔をして取り上げられないし、中国に行きたくてもプライドがそれを許さないのだ」と評した。(翻訳・編集/川尻)

上海の大韓民国臨時政府旧址