2022年12月2日、環球時報は、オーストラリアを震撼させた性的暴行事件について、検察当局が突然起訴の取り下げを発表したと報じた。

記事は、被害者とされる女性が昨年、2019年に当時のリンダ・レイノルズ国防相のオフィスで働いていた際に同僚の男から性的暴行を受けたことを現地メディアに告発したと紹介。当時のモリソン政権時における大きな性的スキャンダル事件に発展したと伝えた。そして、今年の早い時期に男が被告として裁判にかけられたものの、陪審員による不当行為が発覚して10月に陪審団が解散、来年2月20日より新たな公判が行われる予定だったと紹介している。

その上で、豪ABCの報道として、事件を担当する検察官が2日に「原告の生命が許容できないリスクに晒されている」として、起訴を取り下げる決定を下したことを明らかにしたと伝えた。

この検察官は「近ごろ、2人の独立した医学専門家から得た信頼に足りる証拠によれば、起訴に関連する持続的な創傷が原告の証人としての出廷を制限するばかりでなく、原告の生命に対して重大かつ許容不能なリスクを生じている。原告の命のリスクを冒してまで起訴を行うことは公衆の利益に反するため、われわれは難しい決断をした。他に選択肢はなかった」と述べ、原告が受けているという人身攻撃の程度について「この仕事を始めてから20年あまりの間で見たことがない」と形容しているという。

記事は、被告の友人の話として、被告が現在病院でメンタルヘルスの治療を受けていると伝えた。(翻訳・編集/川尻)