中国・上海市の女性が会員制スーパーで購入したすしを食べたところ下痢や嘔吐(おうと)の症状が出たと訴えている。新浪の消費者プラットフォーム「黒猫投訴」の微博(ウェイボー)アカウントが21日付で伝えた。
女性によると、米ウォルマートの会員制スーパー「サムズ・クラブ」ですしを購入、友人らと食べたところ4人全員に嘔吐や下痢などの症状が出た。病院で診察を受けたところ、急性胃腸炎と診断されたという。
サムズ・クラブ側は当初、すしの代金の払い戻しだけを表明していたが、後に女性が工商管理局に苦情を訴えたことで治療費と1000元(約1万9000円)の賠償を申し出た。女性は食品安全法に基づき、被害の3倍の額の賠償を求めたものの、サムズ・クラブ側はこれを拒否したという。
中国のネットユーザーからは「サムズ・クラブは苦情が多いことで有名なのに、まだ買い物す人が大勢いるのか」「消費者としては、サムズ・クラブの商品はもっと厳しく検査してほしい」といった声がある一方、「私はよくこのすしを買っているけど、こういう問題に出くわしたことはないけどなあ」「サムズ・クラブで何度も買い物してるけど特に問題はない」といった声も。
また、「サムズ・クラブだけでなく、中国のほとんどの日本料理には清潔な物はない。私は何度も腹を下している」との声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

