テレビ東京が社員の初任給を10%引き上げる方針を発表したことが、中国のSNSでも注目を集めた。

テレビ東京は30日、23年度から初任給を10%引き上げ、大卒では手当をプラスし28万1600円に、大学院卒では29万1500円に増額するとした。また、20〜30代の若手社員も10%相当の手当を支給するほか、嘱託社員などの賃金も上げるという。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の在日中国人ブロガーは「テレ東までもが賃上げした」と題してこれを紹介した上で、「昨年のテレビ東京社員の平均年収は1415万円。日本列島を席巻する賃上げ(値上げ)の波が感じられるだろう」と評した。

これに、他のユーザーからは「10%って相当だな」「中国は毎年6〜8%(の賃上げ)、日本は3年我慢したからその分だろう。需要増はないのに賃上げが波になるのか」「テレ東って金持ちだったんだな」「若者の“寝そべり”(無気力)が怖いんだろう」「いつ私の(賃上げの)番が来るの?(日本在住)」「流れゆく日本のニュース、ゆるぎないテレ東」といったコメントが書き込まれた。

他のテレビ局が重要ニュースを伝える中でも独自の路線を貫くテレビ東京は、過去にもたびたび中国のネット上で話題になっていた。(翻訳・編集/北田)