中国・河南省鄭州市で、女性が葬儀場に預けていた父親の遺灰がなくなる騒動があった。

当事者の樊(ファン)さんによると、父親が10年前に死亡した際、同市新密市の葬儀場に遺灰の保管を依頼した。そして、今年11月19日に樊さんの祖父が亡くなり、2人を一緒に埋葬するために父親の遺灰を取りに行ったところなくなっていることが判明したという。

葬儀場は「2020年ごろに保管部屋を移動した際、運搬の過程でなくしたか取り違えた可能性がある」と説明した。樊さんは「彼ら(葬儀場)は新しい(別の)遺灰を探してきて、これが父親のものですって。母はそれを聞いて心臓の発作を起こしました」と話している。

葬儀場の担当者は改めて「新しい棚に運ぶ際に、(樊さんの父親の)745番を754番と読み間違えて収納してしまったのかもしれない」との見方を示したが、樊さんは「745番と754番の棚は全く別の場所にあった(ので取り違えるわけがない)。(一緒に入れた)写真や私が書いたメモもなくなっている」とし、納得していない。

担当者は「私どもの責任なので、(責任を)逃れるようなことはしない」と話し、指紋やその他の方法で鑑定するとしている。

中国のネットユーザーからは「これはちょっとひどすぎる」「新しいのを持ってくるって、とんでもないな」「家族の心痛はいかばかりか」「価値観を破壊された」「本当にひどい。家族の遺灰だぞ」「新しいのって一体誰の遺灰なんだよ」「これはもう別の人に引き取られちゃってるな」「DNA鑑定するしかない」などのコメントが寄せられた。

中には「10年間一度も供養してなかったのか」との声もあったが、「今はリモートでモニターに写真を映して供養する方法もあるんだよ」「10年行っていなかったとしても管理費はきちんと払ってるわけだから問題なし」などの反論が寄せられている。(翻訳・編集/北田)