中国のネット上で日本のある短編映画が話題になっている。

中国のSNS・微博(ウェイボー)のある在日中国人ブロガーが9日、電車内で座席を譲ることを題材とした日本の短編映画「プライド」を紹介した。映画は2分弱で、電車内で若い女性から「良かったら座ってください」と席を譲られた中年女性が不快感をあらわに「結構です。そんな年じゃないんで」「なんで私なの?納得いかないんだけど。立ち上がった理由を教えてくださる?馬鹿にしてます?」などと問い詰める。

そして、中年女性が「譲るならこちらじゃないですか」と隣で立っていた別の中年女性を指したことで、中年女性同士の言い合いに発展。座っていた人たちが気まずい様子で席を離れるも、互いに「空きましたよ。座ったらどうですか?私は立っていたいので」「どうぞ意地を張らずにお座りください」などとかたくなに座ろうとしない。

同ブロガーは「この映画作品ではやや誇張されてはいるが、実によく真実をとらえている」と評し、「日本で年長者に席を譲ると断られるリスクが一定程度ある。個人的には15%。年の行った男性になると20%前後か」とつづっている。

中国のネットユーザーからは「席を譲ったお嬢ちゃんは悲惨だな(笑)」「逃げたくなるような怖い状況」「席を譲られると、自分が年寄りや弱い人に見られていると思い、プライドが傷つけられるってことかな?」「はははは。もし中国のおばちゃんならわれ先に座るよ」「国情が違う。日本では席を譲ることにリスクが伴うんだな」「友人から日本では気軽に席を譲っちゃダメと言われた」などの声が上がった。

また、日本在住のユーザーたちからは「私が席を譲る時は立ち上がって何も言わずに移動する。座るも座らないも好きにしてって感じ。そうすればこういう状況は回避できる」「数年前に私も高齢者に席を譲ったら断られたことがあり、それから学んだ。声をかけて席を譲るんじゃなく、駅で一旦降りて別の車両に乗り込むことを」「私は高齢者に席を譲るのが怖い。子どもには譲る。笑ってくれるから」との声がある一方、あるユーザーは「東京に遊びに行った時に高齢女性に席を譲ったら、彼女はすごく遠慮がちに次の駅で降りるからと断り、ずっとお礼を言っていた」とコメントしている。

このほか、「中年女性同士のやり合いが素晴らしい」「やはり日本人は礼儀正しい。もし中国人なら怒鳴り合ってる(笑)」「市民の心の声を表現する、素晴らしい作品だ」といった声や、中年女性同士の口論の中で「埼玉からいらしたんですか?」と相手をやゆする言葉が出てくることについて「埼玉に風評被害(笑)」「埼玉がとばっちり(笑)」「埼玉を巻き込まないで(笑)」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)