2024年2月20日、韓国メディア・アジア経済は「コロナ禍に韓国を訪れる中国人観光客が急減したが、K-コンテンツを経験しようと訪韓した米国人による支出が大幅に増加した」と伝えた。中国人が多く利用していたソウル市内の大型百貨店・免税店では外国人の売り上げが急減したが、米国を含む売上増加上位5カ国・地域からの観光客はグルメ、ショッピング、体験型観光などで消費を増やしたという。

同メディアとBCカードによる外国人観光客消費トレンド集計の結果によると、コロナ禍前の19年と比較して昨年の韓国内消費(カード決済)が最も増えた外国人観光客の国籍は米国だった。6.0%から19.8%に13.8ポイント増加した。売り上げ増加幅上位は米国に次いで日本(7.7ポイント)、台湾(5.7ポイント)、英国(2.4ポイント)、タイ(2.3ポイント)となっている。一方、19年には外国人消費の66.5%を占めていた中国は、昨年は15.7%に激減した。

昨年、米国人による消費が最も多かった業種は飲食店(コーヒー店含む)、百貨店・免税店だった。19年に比べ消費が急増した業種は遊興飲食店で、米国人消費全体の5.1%を占めた。日本人の場合、消費が最も増えた業種はスーパーマーケットで、19年の5.2%から昨年は10.3%となった。一方、化粧品は7.4%から4.3%と、半分ほどに減少している。台湾は飲食店、百貨店・免税店での消費がそれぞれ8.7ポイント増加した。

外国人消費の71%はソウル市内だったが、地域を分析すると聖水洞(ソンスドン、973%増)、汝矣洞(ヨイドン、479%増)、漢南洞(ハンナムドン、429%増)での消費が19年に比べ急増している。聖水洞はカフェや飲食店、ファッション雑貨販売店、体験空間(セルフ写真館、カラオケなど)が密集しており、K-コンテンツ体験に訪れた外国人が多かったとみられている。汝矣洞には百貨店のオープンが相次いだ結果だと分析された。一方で、大型免税店が密集する小公洞(ソゴンドン)、蚕室3洞(チャムシル3ドン)などでは売り上げ件数が減少したという。

釜山(プサン)地域では、特に移動手段(鉄道、高速バス、タクシーなど)の売り上げが他業種に比べ多く発生した。人気グループ・BTS(防弾少年団)にゆかりの地が注目され、市内の観光地を訪れた外国人による交通利用、消費が増加したと分析されている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「商売をしている人たちはぼったくりなどで悪いイメージを与えないでほしい。リピーターになってもらわないと」「どうか外国人観光客にそっぽを向かれるようなことをしないでほしい。二度と来てくれなくなるぞ」との声が寄せられている。

また、「米国から韓国に来てどんどんお金を使ってるのは、米国在住韓国人だと思うけど」「中国人が来ないから他国の人たちが来るようになったのでは」「中国人観光客が減って公共の場が静かで快適になった」「街が汚されなくなったと思う」「中国に頼らなくても何の問題もない」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)