香港メディアの星島頭条は20日、香港で年越しした中国人観光客が、香港人のある様子に衝撃を受けたと伝えた。

記事は、春節(旧正月)の連休で多くの観光客が香港を訪れたが、その中には中国本土人も少なくなかったと説明した上で、ある中国人女性が中国のSNS・小紅書(RED)でつづった体験談を取り上げた。

それによると、投稿者の女性は夫や子どもと共に香港を訪れた。11日午後3時ごろに尖沙咀の海のそばに到着したが、すでに大勢の市民が花火見物の場所取りをしていた。子どもがいたため近くのデパートで休憩し、午後7時頃に現場に戻って花火を見たという。

花火は20分ほどで終了し、女性らはホテルに戻るために歩き出したが、人が大勢いるにもかかわらず整然と、スピーディーに、安全を保って家路につく香港人の秩序を見て「非常に驚いた」という。

また、女性らは翌日に香港ディズニーランドに行った際、事前に帰りの地下鉄の混雑を覚悟していたものの、前日と同じように人々は秩序を保っていたため、予想したよりも時間をかけずにホテルに戻ることができたそうだ。感銘を受けた女性は「勉強になった」とつづっている。

この投稿について、香港のユーザーからは「香港人は全体的に素養が高く、混雑時もきちんと列に並び、押し合ったり先を争ったりしない」「香港人としてこの地を守りたいと思っているので、本心から自発的に秩序を守っている」「私たちは距離感を大事にする。前に進めるなら自分から進む。電車に乗れなくても少し待てば次の電車がすぐに来る」などの声が聞かれたという。

記事は、1992年の大みそかに香港蘭桂坊でカウントダウンイベントに集まった市民らがドミノ倒しになる事故があり21人が死亡、63人が負傷した出来事が、香港人の間で「教訓」として生きていると伝えた。(翻訳・編集/北田)