中国では旧暦の正月15日(2024年は2月24日)が「元宵節」と呼ばれ、各地の人々は地元に伝わる多彩な行事を行って、この日を楽しく過ごします。

遼寧省大連市に属する県級荘河市では、元宵節の夜になると人々は自分の干支をかたどった麺塑(しん粉細工)に火をともして、新しい1年の幸福と健康、平安、吉祥を祈ります。

この干支の灯に点灯する風習が数百年にわたって伝承されてきました。冬に入れば元宵節に向けて、伝統的な干支の灯を作る職人の作業が急ビッチで進みます。材料としては、豆粉とトウモロコシ粉に赤い顔料を加えたものが伝統的に使われてきました。この色合いには勢いよく繁栄することを願う気持ちが込められています。

荘河の麺塑の干支の灯は2007年に、大連市無形文化遺産に登録されました。また、荘河市では今年の元宵節を控え、市街地に高さ1メートルで重さが50キロの「巨龍」が登場して注目を集めました。


甘粛省平涼市荘浪県ではどの家も、元宵節には昼間に「灯盏(デンジャン)」を贈り、夜になると火をともします。この風習は、新しい1年の順調な天候と五穀豊穣を祈るものです。

荘浪の「灯盏」とは、そば粉を練って作られ、綿芯を使って植物性の食用油を燃やすランプです。「灯盏」は置かれる場所や意味によってさまざまな形があります。最も一般的なのは蓮華灯で、そのほかに「干支灯」や「花灯」などもあります。

人々は元宵節の夕食を終えてから、「灯盏」に点灯します。火をともした「灯盏」は窓辺や玄関やかまどに置いて、吉祥と幸福を祈ります。(提供/CRI)